ロマンスのレビュー・感想・評価
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また明日も頑張ろう。
もう内容忘れた系です。
すぐに書けば良かったんですが、鑑賞から早一週間で、結構忘れてるです。。。
いい日旅立ちを熱唱する1日だけのロードムービーです。
なんではちこの父母は離婚したんでしょうね?
子役はちこちゃんが可愛かったです。
わたしは今の若い子とは言えない年齢ですが、E.T.見たことないです。映画好きですけど、見てないです。
もういっこなんかの映画を、あげて今の子は映画見ねーなってゆってたよね、なんやったかな?忘れました。
悪くない、楽しく見られましたが、一週間でいろいろ忘れる感じでした。
本編の前にタナダユキが監督したミノンのCMが全部流れたんですが、あのCMの大島優子と実家の母の喋る方言が、発音のおかしい関西弁でして、たいへんいだだけません。しっかり方言指導できひんなら実家も標準語にしときゃええのに。映画には関係ないですが…
ほっこりとした心地良さ
慌ただしく過ぎていく毎日の中で、この映画を見ていると、時間がゆっくりと流れている空間につつまれる。
派手な仕掛けがあるわけではない。
それでも、退屈しない心地良さがある。
登場人物も多くない。
何だろうこの心地良さ。
大島優子さんと大倉孝二さんの掛け合いの上手さ。演じてる感が全くない自然な演技。
少し前までアイドルとして第一線で活躍していた彼女の演技に、無限の可能性を感じました。
これからが楽しみですね。
映画が終わった後、びっくりする位直ぐに席を立つ人が居なくて、映画の余韻を楽しんでいる様でした。
旅行と言えば車になりがちでしたが、ロマンスカーに乗って箱根に行ってみたくなりました。
観終わった後に、ほっこりとした心地良さが残る素敵な映画でした。
鉢子の母からの卒業
AKB48の元エース、大島優子のAKB卒業後初の主演映画。小田急ロマンスカーのアテンダントを描いているので、撮影に際しては小田急が全面的に協力。60000系MSEが撮影に使われています。って言うか、ロマンスカーって乗ったこと無いんだよなぁ。乗ってみたいなぁ。
なるほど。いや、元アイドルが主演の映画なので「どんな感じの演技になるんだ?」と正直冷やかし半分でしたが、きちんとした作品に仕上がっています。そういえば、大島優子って、そもそも子役出身でしたね。
内容的にも、中々深い。鉢子と桜庭が一緒に鉢子の母探しに出かける所までを、(なるべく)不自然さ無く描くのが結構難しい話になるんだと思いますが、その難しいところも、何とか物語の破綻なく描かれていました。
これって一応、鉢子の母探しと言う事になっていますが、その実、桜庭の自分探しの旅的要素もありますよね。なんだかんだと言って、桜庭が行きたかった旅ですし。
普通のOLで、あのニット帽をかぶる人は中々居ないと思います。そこは突っ込まざるをえないかな。
意外に良かったです。
ほんわかした感じ
ほんわかした感じの映画。
箱根を紹介するロードムービーって感じ。
セリフがわざとらしくて、まあ日常会話ではないのが少しあれかな。あと「おっさん」ていう呼び方が最後まで「おっさん」だったのもあれかな。
面白かった。桜庭のおっさんと鉢子の掛け合いも、二人の過去のエピソー...
後悔から始まる旅。大人向けの、ほんわかロードムービー。
【賛否両論チェック】
賛:人生に後悔を抱える2人が出逢い、分かり合っていく姿に考えさせられる。ストーリーはシリアスなのに、自然と心が温まる。
否:ラストのシーンは、好みが大きく分かれそうなところ。ラブシーンも少しあり。
片や、自分を愛してくれなかった母への憤りを捨てずに苦しんでいる女性。片や、飄々とした性格が災いして全てを失い、捨て鉢になっている映画人。一見全く反りが合わない2人が出逢い、いがみ合いながらも少しずつお互いを理解していく様子に、自分の生き方について深く考えさせられます。
そして、何といってもこの映画のもう1つの見どころは、大島さんと大倉さんの漫才のようなステキなかけ合いです(笑)。車で道に迷ってしまい、
「もしかしたら、地球の磁場がおかしくなっちゃってるのかもしれない・・・」
なんて独り言を言ったり、ラブホテルから異常な励み声が聞こえてきて、
「ここはサバンナか!!」
なんてツッコんだりしているのが、もう本当に面白すぎて笑ってしまいます。テーマやストーリーはかなりシリアスなはずなのに、お2人のキャラクターがステキすぎて、自然と心が温かくなるようです。
回想シーンで桜庭が語る、
「後悔しない人生なんてない。その後悔を自分が納得出来るかどうか。」
その言葉に、案外全てが語られているような気がします。笑って泣ける大人のロードムービーに仕上がっています。
行動しない後悔よりも行動しての後悔
冒頭にて、主人公である鉢子は、寝ぼけ眼の彼氏に哀願される。
「一万円貸して…五千円……千円でいい。」
そんな彼氏に鉢子は、そっと二千円を枕元に置いて仕事へと出掛ける。
彼女は自分で自分の長所も短所も知っているのだと思う。
仕事はテキパキとこなし、外面も悪くない。完璧とまではいかないが、周りからも頼りにされ信頼も厚い。
だけどそれは無理矢理に作り上げた裏の顔で、本当の自分自身では無い事を。
本当の自分の姿は同僚の久保ちゃんや、ふとしたきっかけで知り合い一緒に行動する事になる桜庭との、何気ない会話等で発揮される、嫌味で生意気な女で有るのを自覚しているのだと思える。
そしてもう一つ、嫌な事を嫌!…とは言えず案外と周りの人間に流され易いのも同時に。
だからこそ鉢子は冒頭彼氏に二千円を渡してしまうし。桜庭に強引に引っ張られ、映画終盤には「あたし何でおっさんとこんなところに…」と、もうどうにでもなれ状態にまで行ってしまう。
おそらく彼女は心のどこかで"変化"を求めていたのかも知れない。
その心の隙間を桜庭は土足で踏み込んで来たのだが…。
桜庭は桜庭で、自分自身のちゃらんぽらんな性格を自覚している。寧ろそれを武器にして世間を渡り歩いて来たのが分かる。
そんな男が人生に於ける一代チャンスに敗れ去り、破れかぶれで乗ったのがロマンスカーだったのだろう。
だからこそ鉢子が破り捨てた母親からの手紙に、自分自身を投影したのだと思う。
そんな二人だからこそ、口喧嘩をしながらも一日を過ごして行く内に、お互いがお互いの心の、ほんの小さな隙間を埋めあったのかも知れない。
劇的に自分自身に変化が起こった訳ではない。
でもほんの少しだけ心に余裕の様なモノが生まれたのだろう。
だから鉢子は、最後に満面の笑顔を見せたのだと思う。
その素敵な笑顔と共に、台詞や二人が行動する範囲には、映画ファンの心をチクチクと刺激して来る仕掛けが。
決して傑作って作品では無いですが、心をちょっとだけ温かくさせてくれる佳作だと思います。
(2015年9月2日/ヒューマントラストシネマ渋谷/スクリーン2)
なぜだか泣きそうになる
相手役と脇役が!
後でDVDにしようと迷ったけど観といてよかった
「百万円と苦虫女」は観てないけどなんとなく監督の作ろうとしてる空気感はわかりました。
この監督はこうゆう風なんだなと。
今、演技に定評がある大島優子が主演ということで昨今のドラマでも好演が覚えに新しいこともあり映画館で鑑賞。
それに大倉孝二が付いて来る(失礼かもしれませんが)という映画かなと予想してました。
あと窪田正孝が出てるので。←ほんとちょい役でした。あれでいくらギャラもらえるんだろうと想像したり。
あとよく利用する小田急線が舞台だったので。
ロマンスというだけに小田急のロマンスカー車内で撮影。
(大島)優子演じる北條鉢子がアテンダントの制服に着替えて出て来る(スカーフはできない同僚よりも鉢子の方が大きかったな。そんな差別しなくても。。)
が、しばらく彼女に制服を着させ続けるがそれは映画の冒頭でほぼ終わり。
メインは謎の映画プロデューサー桜庭(大倉孝二)とのかけ合いかな(笑)。
むしろそのやりとりが思いのほか大倉のアドリブか?というくらい大倉のセリフの持って行き方は
観ていて退屈はしなかった。それをしっかりツッコミながら受け返す優子。
今更になって母親からの手紙がポストに入っていて、そんな時桜庭が万引きをしたのがきっかけで
近づき、破り捨てた手紙を桜庭が拾って二人は母親探しをすることになるのだが、
デートのようないや違う。子持ちの親(桜庭)と鉢子の奇妙な旅が続く。
桜庭が最後鉢子にあげたストラップは、鉢子の母親が必死に探したって言っていたストラップの伏線だったのね。
納得。
いい感じに終わらせてくれました。
最後お母さんに会えたの??って気になるところで終わってしまいました。
いいんじゃないいいんじゃないそれでも。
意外にも心に響くセリフとかあったりして心が洗われました。
エンドロールの主題歌「ロマンス」も映画のイメージにマッチして聴きやすかったです。
笑えるしほんのり温かい気持ちになれます
物語全般を通じて急な展開や盛り上がりこそありませんが、
大倉さん扮する桜庭のトークの間の絶妙で面白い!
その桜庭に冷静に対応しながらつっこむ大島さん扮する鉢子とのやり取りがテンポもよく終始クスクス笑えて好きでした。
個人的には二人の車中でのやり取りのシーンが好きで、鉢子のイラッとしたのを隠そうとしない感じや話に興味なさげな表情や仕草がうまくてずっと楽しく観れました!
桜庭が道に迷ってからの二人の会話はまさに夫婦漫才(笑)
大島さんの演技も自然でよかったです。
後半のいい日旅立ちを二人で大声で歌うシーンは、鉢子が心を開いた感じがすごく出てて好きでした。
あと、後輩アテンダントの久保ちゃんがいい味出してて、
できる先輩鉢子と失敗ばかりの後輩久保ちゃんの関係もコミカルでよかったです!
久保ちゃんの登場シーンは常に笑ってしまってた自分がいました(笑)
ロマンスカーに乗って車内販売でコーヒーやお弁当を買い、
箱根で温泉卵やおそば食べて足湯して、そしてサイクリングもしたくなる、そして小旅行気分も味わえるそんな作品でした!
「鉢子」という名前が珍しかったので、その名前の由来とかも知りたかったなぁ(笑
心が温かくなるロードムービー
大島優子主演の箱根を舞台にしたロードムービーです。ロマンスカーのアテンダントの大島優子が映画プロデューサーの大倉孝二と偶然出会って母親探しをする話です。二人の奇妙な旅と母親との回想だけで何か特別な事件が起こるわけでもありませんが、二人の思いが徐々に明らかになり、問題に対して前向きに取り組もうとするストーリーで、観終わって何か温かい気持ちになりました。
何度も見て味わいたい
所々でふと声を出して笑いながらじんわりと静かに心に沁みる映画
鉢子と桜庭の会話の掛け合いをほっこりと楽しみたいときも
なんだか疲れて明日からまた頑張ろうという小さなきっかけが欲しいときも
人生の巡り会わせやタイミングの妙を味わいたいときも
鉢子のツンツンしながらもあまり憎たらしくなく根が優しいところになごみたいときも
旅に出たいけどすぐには都合がつかないときも
きっとまた観たくなる
派手さはないし旅に出るいきさつがやや強引ではあるが
旅をする中で思い出す過去により動いていく心情が繊細に演じられて描かれている
ラストまでは肩の力を抜いて見られる癒し系のお話だと思っていたが
ラストカットで物語がぐぐっと重層的になる
その余韻がなかなか効いている
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