劇場公開日 2015年8月29日

  • 予告編を見る

ロマンスのレビュー・感想・評価

全74件中、41~60件目を表示

4.0ジャンルを、超えろ

2015年9月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

「ふがいない僕は空を見た」などの作品で知られるタナダユキ監督が、6年振りの単独主演作となる大島優子を迎えて描く群像劇。

「百万円と苦虫女」に映画館で出会った時に感じた、違和感は未だに忘れる事が出来ない。当時、新進気鋭の女優として活躍を始めていた蒼井優を主演に迎えたドラマ。正直な話、それ以前の作品から蒼井の魅力に惚れ込んでおり、彼女目当てで飛び込んだ映画館。

そこで感じたのは、蒼井の女優としての個性よりも、作品のもつ知的な演出術の巧みさと、群像劇という曖昧、かつジャンルレスな枠組みが最も適する、現代的な物語の「あわい」である。ラブストーリーでもない、高尚な人間喜劇でもない、ただ「私を生きる」事に拘る女の格好良さ。美しさ。

その後、作り手は様々なテーマの作品を演出してきたが、原作の色を超えることなく、敢えて「職業監督」としての位置に徹してきた感がある。さて、本作はどうか。

箱根ロマンスカー。その非日常の空間を舞台に、日々を営む主人公。彼女に「突然」届いた、幼き頃に分かれた母からの手紙。困惑する彼女の前に「突然」現れた、胡散臭い映画プロデューサー。「突然」の二人の小さな旅。

偶発的な出来事を適切なタイミングで物語に挟み込み、観客の物語への想定を鮮やかに裏切る作り手の持ち味が遺憾なく発揮されるストーリー。舞台出身で、実に多彩な人間作りのカードを持つ大倉を起用したのは、決してコメディアンとしての道化役を持たせたのではない。

この不穏な、そしてジャンルレスなドラマにとって、役者としての色が固定された人間は似つかわしくない。笑顔一つで、ため息一つで、世界の色を自在に変える特異な俳優が、どうしても必要だった。興行を考えた上での起用であろう大島の一面的な個性をカバーするには、十分すぎる人選だろう。

自身の演出術への確信、興行への担保、そしてオリジナル作品に賭ける気迫。知的なクリエイターが、改めて「映画作家」として走り出す意思表示と言える一本だ。

作り手の物語に対する、確かなセンスを感じさせるのは終盤、映画プロデューサーが主人公に感情を吐露する一幕。ありきたりな過去を白状し、許しを請うプロデューサー。「ああ、ラブストーリーになってしまう」という緊張感、失望・・・に至る寸前に、あの華麗な手口で、曖昧な世界を再構築していく。この離れ業、誰にでもできるようで、結構高度な語りの技術が必要である。

「百万円と・・」以来のオリジナル作品となる本作で、やはり現代作品の常套句をひっくり返す違和感を見せつけてくれたタナダユキ。物語のスタンダードへの挑戦を、今度はどんなジャンルレスな演出で突き崩してくるか。

さあ、観客の予測を、想定を、華麗に超えてみろ。ジャンルを、超えろ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ダックス奮闘{ふんとう}

5.0爽快感

2015年9月9日
PCから投稿

ロマンスカーと箱根の景色。そして鉢子と桜庭の軽妙な会話を
通してあぶりだされる、誰もがもっている心の闇。

あー、私も持ってたと自覚するのだが、映画を見終わったときに
目の前の霧がさっとなくなったような爽快感を感じた。

ぜひおすすめです。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
chelsea

4.0いつか箱根に行きたい

2015年9月9日
Androidアプリから投稿

ゆったりした時間が流れていた
旅したい、そこで自分を見つめたい、と思えた。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
eky

5.0良かった

2015年9月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

何だった感はあるけど、
人はまたいつもの日常が始まる、そのなかで人間がいろいろな出来事の中で生きていくみたいな・・・。

そんな日常を描いた映画だけどもう一度見たくなる映画でした。

このあともう1本観る予定でしたがこの映画の余韻を消したくなくて観ないで帰りました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
51

4.5また明日も頑張ろう。

2015年9月8日
iPhoneアプリから投稿

感動の嵐、泣ける!みたいな映画の反対側にいる映画。

なんとなく、あー明日も頑張ろうって思える映画でした。

大島優子の等身大の女性の演技は、とても心地いいです、何より表情豊かで見ていてあきない。

大倉孝二の駄目さ加減も絶妙でした。

ロマンスカーに乗りたいなぁ、と思える映画です。

コメントする 1件)
共感した! 3件)
冥王星

3.0もう内容忘れた系です。

2015年9月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
だいず

5.0ほっこりとした心地良さ

2015年9月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

慌ただしく過ぎていく毎日の中で、この映画を見ていると、時間がゆっくりと流れている空間につつまれる。
派手な仕掛けがあるわけではない。
それでも、退屈しない心地良さがある。
登場人物も多くない。
何だろうこの心地良さ。
大島優子さんと大倉孝二さんの掛け合いの上手さ。演じてる感が全くない自然な演技。
少し前までアイドルとして第一線で活躍していた彼女の演技に、無限の可能性を感じました。
これからが楽しみですね。
映画が終わった後、びっくりする位直ぐに席を立つ人が居なくて、映画の余韻を楽しんでいる様でした。
旅行と言えば車になりがちでしたが、ロマンスカーに乗って箱根に行ってみたくなりました。
観終わった後に、ほっこりとした心地良さが残る素敵な映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
yun

3.5鉢子の母からの卒業

2015年9月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

AKB48の元エース、大島優子のAKB卒業後初の主演映画。小田急ロマンスカーのアテンダントを描いているので、撮影に際しては小田急が全面的に協力。60000系MSEが撮影に使われています。って言うか、ロマンスカーって乗ったこと無いんだよなぁ。乗ってみたいなぁ。

なるほど。いや、元アイドルが主演の映画なので「どんな感じの演技になるんだ?」と正直冷やかし半分でしたが、きちんとした作品に仕上がっています。そういえば、大島優子って、そもそも子役出身でしたね。

内容的にも、中々深い。鉢子と桜庭が一緒に鉢子の母探しに出かける所までを、(なるべく)不自然さ無く描くのが結構難しい話になるんだと思いますが、その難しいところも、何とか物語の破綻なく描かれていました。

これって一応、鉢子の母探しと言う事になっていますが、その実、桜庭の自分探しの旅的要素もありますよね。なんだかんだと言って、桜庭が行きたかった旅ですし。

普通のOLで、あのニット帽をかぶる人は中々居ないと思います。そこは突っ込まざるをえないかな。

意外に良かったです。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
勝手な評論家

3.0ほんわかした感じ

2015年9月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
khapphom

3.5面白かった。桜庭のおっさんと鉢子の掛け合いも、二人の過去のエピソー...

2015年9月3日
iPhoneアプリから投稿

面白かった。桜庭のおっさんと鉢子の掛け合いも、二人の過去のエピソードも、そこからつながる今の言動もしっくりきて、いい映画だとおもう。ラストの余韻の作り方も好きです。
最初の出会いのきっかけだけが、惜しいと思った。どうしてもあり得ないないよなあ。フィクションのリアリティーがなかった。私にとっては。で、最初からそこが引っかかってしまって、もう一つ入り込めなかった。惜しいなあ。
出会うきっかけをこうしたい。
くぼちゃんが、桜庭おっさんにコーヒーこぼしちゃって、それでおっさんがゴネだして、そこを鉢子ちゃんがフォローしながらおっさんとケンカに、、、、
ところで大島優子はいい女優です。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
SUZUKI TOMONORI

5.0もう一度見たい

2015年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

明日からまたちょっとがんばれる頑張れる気がしてくるいい映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
まんぐ

4.0後悔から始まる旅。大人向けの、ほんわかロードムービー。

2015年9月3日
PCから投稿

笑える

悲しい

幸せ

【賛否両論チェック】
賛:人生に後悔を抱える2人が出逢い、分かり合っていく姿に考えさせられる。ストーリーはシリアスなのに、自然と心が温まる。
否:ラストのシーンは、好みが大きく分かれそうなところ。ラブシーンも少しあり。

 片や、自分を愛してくれなかった母への憤りを捨てずに苦しんでいる女性。片や、飄々とした性格が災いして全てを失い、捨て鉢になっている映画人。一見全く反りが合わない2人が出逢い、いがみ合いながらも少しずつお互いを理解していく様子に、自分の生き方について深く考えさせられます。
 そして、何といってもこの映画のもう1つの見どころは、大島さんと大倉さんの漫才のようなステキなかけ合いです(笑)。車で道に迷ってしまい、
「もしかしたら、地球の磁場がおかしくなっちゃってるのかもしれない・・・」
なんて独り言を言ったり、ラブホテルから異常な励み声が聞こえてきて、
「ここはサバンナか!!」
なんてツッコんだりしているのが、もう本当に面白すぎて笑ってしまいます。テーマやストーリーはかなりシリアスなはずなのに、お2人のキャラクターがステキすぎて、自然と心が温かくなるようです。
 回想シーンで桜庭が語る、
「後悔しない人生なんてない。その後悔を自分が納得出来るかどうか。」
その言葉に、案外全てが語られているような気がします。笑って泣ける大人のロードムービーに仕上がっています。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
映画コーディネーター・門倉カド

3.5行動しない後悔よりも行動しての後悔

2015年9月2日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
松井の天井直撃ホームラン

4.5なぜだか泣きそうになる

2015年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

幸せ

中盤まではふーんという感じで見ていたけど、結果なんともいえない心地よさ。帰り道にさらに寄り道してカフェでひとり余韻にひたりながら物思いにふけりたくなる。
すべての人におススメ出来る映画なんてないと思うし、この映画は残っていくひとには残っていく感じ。役者と音楽がとてもよかった。大倉さんの個性、珍しく?の人間味と、大島優子さんの役者っぷりを見れた映画。大島さん面白い女優さんになっていきそうな気がしました。パンフの中身も笑えた。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
kokoron

4.0なにげない日常に

2015年9月2日
iPhoneアプリから投稿

起きた1日の話。

二人の旅物語。リアルな感じで面白かった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
mabo722

3.5相手役と脇役が!

2015年9月2日
iPhoneアプリから投稿

大島さんを見に行く人が多い映画とはいえ、相手役と脇役に問題ありです。ミスキャストの感が否めません。お金のかかっていない映画とはいえ、キャスティングにお金をケチったかなと思います。演技力不足で苦しい画面が多々あります。好き嫌いもあるでしょうが、大島さんを活かしきれていない映画やな。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
アキラ姫

4.0後でDVDにしようと迷ったけど観といてよかった

2015年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

萌える

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
eigal

3.0人生はほろ苦い。

2015年9月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

うれしいだけが幸せなだけじゃなくて、
たのしいだけが幸せでもない。
かなしくても腹が立っても、幸せなこともある。
とにかく大倉さんがよかったー!

コメントする (0件)
共感した! 0件)
wickedylan

5.0笑えるしほんのり温かい気持ちになれます

2015年9月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
yu-kuro

3.0心が温かくなるロードムービー

2015年9月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
ZEP