「今の日本では不遇の良作。」グローリー 明日への行進 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
今の日本では不遇の良作。
もったいない…
「本当に観なければならない層には絶対届かない」枠の一本。
自由とは与えられるものでは無く、勝ち取るものであり。
そこには「責任」を伴う…んだけど、当代ありのままにどれだけの人間がそれを忘れているんだろう…
ほんの50年前、選挙権のために正に命がけで闘った人たちがいて。
国は違えど、やはりこの日本でも程度の差こそあれ、改革のために尽くした人がいて。
で、今。
選挙にも参加せず、そのくせ自分本意の目線で文句だけは言えるし…
匿名性を笠に着て、ネット弁慶の言いたい放題と吊るし上げ。
半世紀を超えてもKKKと何も変わらない、人間という種。
いや、「大衆」の本質ってなぁ…
先人の流した血と汗と涙の上に。
今自分たちの「時代」は何やってんだろう…
と、観るにつれ涙が止まら無くなった作品。
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