劇場公開日 2015年10月3日

  • 予告編を見る

「感情移入はなかなかしにくい。歪曲した愛憎の行く末。」無頼漢 渇いた罪 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0感情移入はなかなかしにくい。歪曲した愛憎の行く末。

2015年10月16日
PCから投稿

悲しい

怖い

難しい

【賛否両論チェック】
賛:情愛を逆手にとって潜り込んでいく刑事と、愛に身を滅ぼしていく女の生き様が、悲劇的に描かれていく。
否:結局のところ、伝えたいことはよく分からないので、感情移入出来ないと退屈すること必至。ラブシーンも意外とあり。

 身分を偽った刑事と容疑者の恋人という、決して相容れない2人の歪んだ恋路が、時にスリリングに、時に穏やかに描かれていきます。そして、そんな2人がその愛ゆえに身を滅ぼしていく様子も悲劇的で、印象に残ります。
 ただ、どうしても同じようなシーンがずっと続いていくので、感情移入出来ないとすごく退屈しそうです。伝えたいこともイマイチよく分からないので、その辺りは好き嫌いがはっきり出そうな作品でもあります。
 韓国ドラマのドロドロした感じが好きな方には、意外と向きそうな作品です(笑)。

映画コーディネーター・門倉カド