「感情移入はなかなかしにくい。歪曲した愛憎の行く末。」無頼漢 渇いた罪 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
感情移入はなかなかしにくい。歪曲した愛憎の行く末。
【賛否両論チェック】
賛:情愛を逆手にとって潜り込んでいく刑事と、愛に身を滅ぼしていく女の生き様が、悲劇的に描かれていく。
否:結局のところ、伝えたいことはよく分からないので、感情移入出来ないと退屈すること必至。ラブシーンも意外とあり。
身分を偽った刑事と容疑者の恋人という、決して相容れない2人の歪んだ恋路が、時にスリリングに、時に穏やかに描かれていきます。そして、そんな2人がその愛ゆえに身を滅ぼしていく様子も悲劇的で、印象に残ります。
ただ、どうしても同じようなシーンがずっと続いていくので、感情移入出来ないとすごく退屈しそうです。伝えたいこともイマイチよく分からないので、その辺りは好き嫌いがはっきり出そうな作品でもあります。
韓国ドラマのドロドロした感じが好きな方には、意外と向きそうな作品です(笑)。
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