ベルファスト71のレビュー・感想・評価
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ベルファストといえば…
紛争の代名詞みたいになってる。
街中が分断され、軍も市民も入り乱れての大混乱。
そもそも誰がどっちか、なんて顔を見ただけでわかるわけない。
プロテスタントです、カトリックだよ、なんて書いてあるわけないのだから。
ヘルメットからベレー帽へ。
呑気な隊長のおかげで、酷い目に。
市民とはいえ、武器も持っていて、大勢で来られたら軍隊もたまったもんじゃない。
入隊したばかりの若い兵士は、士気は低くはなかったかもしれないが、右も左もわからない土地での任務で、戸惑うばかり。
たまたま出会った少年はやけに大人びていて、話し方も生意気(笑)で、黒ビールなんか飲んで…ポテチは必須なのはお子ちゃまだからか。
へーきへーきとテリトリーを歩く少年におとなしくついて行って大丈夫なのか、危ないんじゃないのか、とハラハラ。
とにかく軍服を着ていればまだしも、普通の服を着ている人がどっちなのか、というのがわかりづらくてハラハラを倍増させる。
バリー・コーガンが出てきた時は、お!となった。
やはり存在感あるなぁ。
死んで欲しくなかったな…。
街が戦場へ
安くチケットが手に入ったので、 はじめの期待は低かった。
が、オープニングが終わってしばらくしたら、いきなり戦場に送り込まれた。
一方では人が平和に住んでる街なのに、生き延びるのも困難な状況に冷や汗をかく。
ベルファストの二人の少年,青年には思う事が色々あるが、とにかく生き延びて脱出するまでの緊張感が凄かった。
並のアクション映画より遥かにスリルを感じた。街の雰囲気も良し。
怖かった
アイルランドの問題をちゃんと勉強していればきっともっと面白かったのではないかと思った。宗教的な対立などちょっと勉強しておきたかった。
人が生活して、子供が遊んでいる街で暴動や発砲があり、戦争状態になるのが恐ろしかった。我々の普段生活している場所もいつ戦争が始まってもおかしくないような、不穏な気分にさせられた。
途中で主人公が怪我を負ってあまり動けなくなると、ハラハラした感じが減ってしまったのが残念だった。
また、登場人物が多くてあまり顔を憶えられなかったので、きちんと理解した気分になれなかった。歴史的な背景が不明で、登場人物も把握できなかったのだが、この映画にはもっと理解したくなる魅力があった。
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