劇場公開日 2015年10月9日

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「ファンタスティックじゃないフォー」ファンタスティック・フォー ヒートこけしさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ファンタスティックじゃないフォー

2015年10月14日
iPhoneアプリから投稿

ジョシュ・トランク監督の前作『クロニクル』は大好きでその年のベストワンにも選んだぐらい。ただ本作は本国での興行的・批評的惨敗もあってかなり身構えて観たんやけど…いやはや噂に違わぬ珍作だった。この珍作度合いは後世にも語り継がれるだろう…

とにかく構成がチグハグ。三幕構成の一般的比率は1:2:1やけど本作は7:2:1ぐらいの感覚。正直序盤は全然悪くなくて「『クロニクル』の監督の新作を観てるぞ俺は!」ぐらいのテンションだったけど徐々に「なんか導入が長過ぎ?」となり…Dr.ドゥームが出てきてからの展開は最早笑うしかない

スーパーヒーロー映画のはずなのに能力を使うことの快感をほとんど描いてないどころかむしろ嫌悪感を抱かせるよう(クローネンバーグ風)に描くのは…ひとつのやり方ではあるだろうけどやっぱり邪道だと思う。それでもやるならやり切るべきだった。あの本当の意味で取って付けたラストは酷い

才能を見出された気鋭の監督とそれを抜擢したスタジオの折り合いはどうだったのか?とかトランクの言う「ファンタスティックなバージョン」は本当に存在するのか?とか思うことは色々あるけど確実に言えることは本作は面白くないということ。でもジョシュ・トランクは応援し続けるよーてな調子

ヒートこけし