劇場公開日 2015年10月9日

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「リブート失敗とまでは言わないが・・・」ファンタスティック・フォー スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0リブート失敗とまでは言わないが・・・

2015年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

見る前に出来が微妙と言う噂は聞いていたので、そこまで落胆はしませんでしたが、やはり噂通りどこか物足りなさは感じてしまった作品でしたね。
前シリーズは個人的には結構好きだったのですが、まあクオリティはお世辞にも褒められたものではありませんでしたので、リブートされたらどうなるのか、評判を聞くまでは結構期待していたのですが・・・これなら無理にリブートしてもらわなくても良かったかも(苦笑)

前シリーズではヒーロー誕生の瞬間(能力を得るまで)を割とあっさり描いてしまったので、そこをもう少ししっかり描きたかったからリブートしたのか?
それとも風の噂で聞いた同じ20世紀FOX社製の「X-MEN」シリーズと連携させる為に、とりあえず「ファンタスティック4」の新シリーズを立ち上げたのか?
詳しいことは情報通じゃないのでよく知りませんが、どっちにしても今後の展開は厳しそうだし、リブート作として成功とも言い難い内容でしたよね。

今回は前シリーズのオチャラけテイストとは一転して硬派なシリアステイスト、このシリーズが硬派になったら一体どうなるのか、結構興味深かったのですが、結果このシリーズはオチャラけで楽しんだ方が良かったみたいで・・・。
まあ「クロニクル」のジョシュ・トランク監督作だけに、望まない能力を手に入れてしまった若者達の苦悩・葛藤するドラマとしては見応えがありましたけど。

しかし一番の問題は何と言っても時間配分ですね。
ヒーローになるまでを8割、そこから早送りされて唐突な見せ場2割では、いくらなんでも配分酷すぎでしょう。
ビクターの扱いも雑すぎ、おかげでクライマックスは盛り上がりに欠けた印象は否めずで。
まあ青春ドラマとしてはまずまずも、ヒーロー物としては微妙と言わざるを得ないでしょうね。
それとやっぱりスーは何だかんだでジェシカ・アルバだね、ケイト・マーラでは地味すぎ。

スペランカー