キングスマンのレビュー・感想・評価
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マシュー・ヴォーンは本物
なーんとなく私の中で、マシュー・ボーン、ガイ・リッチー、ジェームズ・ガン、あたりの監督って一括りになってる感じがあるんですよね。まぁ、マシュー・ボーン監督とガイ・リッチー監督は盟友だそうですし、ジェームズ・ガン監督とは色使いとか音楽の使い方とか似ている感じがするし。
しかしっ! そうした一括りには決して収まらないのが、マシュー・ボーン監督だってこの作品で確信しましたですよ!
技術的なところはよく分からないのですが、なにより上手いんだ、と感じましたね、マシュー・ボーン監督は。『キック・アス』にもあった純粋な楽しさが、この映画には満ち満ちてますよ!
あー、こうやってまたひとり、大好きな監督が出来て幸せだなぁ、と思いますです。
テンポが良い!
ブラックな笑いに満ちた、痛快スパイ映画でした
コリン・ファースはアクション映画に興味が無いのかと思っていましたが、そんなことは無かったんですね。
リーアム・ニーソンばりに、おじさんになってからアクションに目覚めてしまったパターンかな?
まあ編集のうまさに助けられた部分も多分にあったものの、キレキレコリンのアクションシーンには、もう大興奮でした。
しかし教会のシーンでは、まさかあんなことが裏で行われていたとは、結末も含めてビックリでしたねぇ・・・。
それにしても、さすがは「キック・アス」の監督さんが手掛けただけはありましたね、「キック・アス」同様ビターな味わいを残しつつも、物凄く痛快なスパイ映画に仕上がっていたと思いましたよ。
どの国にも属さないスパイ機関キングスマンなる発想もホント面白かったですし、階級社会を痛烈に皮肉った作風も相当なインパクトを残しました。
やや飽和状態なスパイ映画界に、新風をもたらしてくれましたね、大ヒットも納得の内容でした。
とは言え、作品の約半分を占めたのは、新たなるキングスマンの候補者選び物語でしたので、スパイ育成のシーンは若干ティーン向け臭も漂っていたりで、少々中だるみ感は感じたかも。
勿論、ハリーとエグジーの師弟物的な楽しみは十分味わえましたけど。
しかしエグジーを演じたタロン・エガートンは、大物になりそうな予感ですね!
あとありがちな女性候補生との恋愛物にならなかったのは、何気に好ポイントでした。
ロキシー役のソフィー・クックソンも、今後ブレークしていきそうな雰囲気ですね。
一方女性で言えば、悪役ガゼルを演じたソフィア・ブテラの方が、インパクトはあったでしょうか。
超絶強そう、でも、どこか田舎臭い顔立ちも妙に印象的でした。
ボスのサミュエル・L・ジャクソンは安定の・・・って感じでしたが、あのタイプの悪役は個人的にはちょっと冷めるんだなぁ。
まあでも、人によっては胸糞悪くなりそうな悪趣味全快のマシュー監督のインパクト大な演出もあって、何かと楽しめたのは間違いない映画でしたけけどね。
斬新な映像&音楽の使い方が、とにかく印象的でした。
お茶目なマーク・ストロングも、忘れちゃいけないナイス助演でしたね、締め方も最高でした。
マーク・ハミルは、おっさん過ぎて最初気付きませんでした(笑)
いい感じ〜
マシュー・ヴォーン節全開❗️❗️
キック・アスと
同じマシュー・ヴォーン監督ということで鑑賞。
至る所でマシュー節が
効いていて2時間ずっとテンションMAX。
極めつけは教会の虐殺シーンだ。
レイシスト達がどんどんブッ殺されていく
不謹慎な爽快感がたまらない。
そしてこの場面でかかる曲が
レイナードスキナードの「Free Bird」という
オシャレでカッコいい選曲。
このセンスたるや。
ホレボレしてしまう。
ここ最近の監督で選曲のセンスが
一番あるのは間違いなく
マシュー・ヴォーンだろう。
そして何と言っても
素晴らしいのはコリン・ファースの
キレッキレアクション。
このシークエンスは
映画史に残るのではないか。
そう思わせるほどのクオリティだった。
画面の色から音楽まで大好きな一本。
ちょうど良いハチャメチャっぷり
イギリス式ブラックユーモア
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