「アメリカの田舎について」ロスト・リバー ウルスアベイユさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカの田舎について
予想以上に面白かったです。わたしは、こうした作品好きです。
ファンタジーとくくってしまえば納得なんでしょう。話はなんだかよくわからないし、変態館とかとてもユニークだし、ヒロイン可愛いし(有名な女優なんですね)、ビミョーな退廃感をとても気に入りました。
さて、世界の殿様、みんなの憧れ、自由とチャンスに溢れた国、アメリカ。こうした地方が描かれる作品を見ると、なんだかなーといつも思います。少なくとも、わたしは憧れませんし、行きたくないです。カネがない、やることがない、抜け出せない、地縁血縁の縛り、底なし底辺。田舎と都会が絶望的に離れているように感じます。
反して日本、田舎在住でも、バイトして資金を貯めて、電車に乗れば、東京だろうと大阪だろうと、手が届く所にあります。アメリカは、単に距離という意味ではなく、とてつもなく遠いように感じてしまいます。
格差と言うか、生まれた環境が生きていく中でとてつもなく大きいのだろうと、この作品を見て、またまた思ってしまいました。
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