「ドイツ版万引●兄弟?」ぼくらの家路 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
ドイツ版万引●兄弟?
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小学生日記。
ドイツの男性の演出家が作った男目線なお話。
ドイツは大和民族よりもアイデンティティがしっかりした国であり、しかも兄弟が白人のク●ガキなので、こんな話の展開になるわけが無い。
見ていてすぐに分かると思うが、この兄弟二人は『火垂るの墓』の兄妹と同じ状況。つまり、混沌とした社会でしか起きない状況である。個人主義であっても、ここまでこの兄弟を無視したり放任する事は、東西が統一した元分断国家で、元ナチス・ドイツであってもない。
つまり、作られた子供たちの不幸でしか無い。
そして、母親の立場をものすごく軽視している。それが、この類の映画の程度を決定すると言っても過言ではない。
インドのニューデリーでは、このくらいの子供たちが、えたいのしれない日常品を夜の10時に売っていた。赤信号で車が止まると、どこからか子供たちが現れ、その品物を売り込みにかかる。
『泰山鳴動して鼠一匹』と言うか、結論は最初から決まっている。
少年よ大志を抱け。そのうち、母親の気持ちも分かるようになる。もっとも、この演出家自身が母親の気持ちを分かっていないが。
つまり、育児した事の無い演出家が描いた育児放棄の母親のワガママなんでしょ。
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