バレエボーイズのレビュー・感想・評価
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『ローヤルは伝統に忠実でクローン見たい。僕の友達もクローンになった。』
『ローヤルは伝統に忠実でクローン見たい。僕の友達もクローンになった。』
とノルウェーに残る友達がやっかみ様なセリフがはかれるが、やっかみではなく、本心のような気がした。
兎に角、色々大変だが、3人ともバレエが好きなのだと思った。さて、今はどうしているのだろう。
『リトル・ダンサー』を見よう!
ドキュメンタリー映画
はこれまで避けていました。知らずにタイトル見て借りての視聴。
夢や好きなことを継続させるのも大変なことなのかなと。同じ目的で環境を変えるのが1つ継続、向上に繋がるのかもしれない。どちらにせよ忍耐は必要になってくるとは思うけど。
大局的に見たら全年齢に言えることなのかな。
好きな夢に生きる子供達の目は本当に輝いていたね!
人が目標を目指して頑張る姿を観るのは非常に気持ちが良いものだ!
ましてや、それが子供であるならば、将来がどうなるのだろうか?と
観客である私達も大いに映画を観ながら興味津々で画面に自然と注目したくなる
ものだ。
この映画に登場する3人の少年たちのバレエと日常、そして彼らの青春&成長物語だから最高に
観ていて元気が湧いてくる。そして同じような夢や、希望を胸に生きている人達にとっては最高の
刺激になって嬉しい映画だと思う。
本作はノルウェーの首都であるオスロのバレエ教室に通いバレエに励む少年達の等身大の姿が余すところなく素直に伸び伸びと描かれている事は本当に素敵だ。
夢と挫折と友情と、学校の勉強や恋も全部ゴタゴタと溢れ出しそうな日常を生きる彼らの日々が素敵だ!
2年程前にやはりバレエのコンクールを目指す若者たちを描いた「ファーストポジション」と言う作品も有りました。これも見事な彼らダンサーの卵達の日々の努力の結晶をフィルムに収めた気持ちの良い作品でした。
バレエ関連の映画は楽しい作品が多数あるので思いつく範囲で下記に記しておきますね。
「リトルダンサー」「ブラックスワン」「愛と哀しみのボレロ」「愛と喝采の日々」
「トーク トウ ハァ」「赤い靴」クラッシックバレエそのものを描いている訳ではないけれど、
ダンサーを描いている作品では「カーテンコール」そしてチャップリンの「ライムライト」も
若いバレリーナと初老の売れない舞台コメディアンの悲劇的なラブロマンスで良かったよね。
映画とバレエは、これもきっと斬っても切れない素晴らしい友情で結ばれているのかも知れませんね。
意外な所から攻めてきた快作。
これは凄い、下手な映画・物語より面白い小説より奇なる一本。
3人のバレエ男子を軸に青春と選定の現実と、そして舞踏で流れる筋肉を追ったドキュメンタリ。
男色家ではないし、バレエなど見るほど高尚ではないけれど、コレには惚れ惚れした。
限界近くまで引きしぼられ、鍛えられた人間の肉体の動き、肉と力の流れ。
そしてそのオーナーの、子供から大人へと渡る(自分たちにも経験のあるであろう)こそばゆく少し恥ずかしい時間の匂い。
「才能」がある故の、お互いの友情・将来への葛藤。
言葉を尽くすより、是非観て欲しい青春作品。
色恋が出ないから余計に爽やかなんだな。
10代男子の儚い美しさを愛でる
バレエもののドキュメンタリーです。行けるところで上映されたらバレエものははずさない!と決めてる私ですので、見てまいりました。
ルーカスとシーベルトとトルゲールという三人の少年の中学から高校進学あたりの年齢を切り取っています。
三人揃えばかわいい限り。ニキビにブラケットでもごつく口元、季節限定の二度と戻らない姿。ええわぁ。
ルーカスは初めまだ声変わり前っぽかったのに、15歳になる頃にはシュッとした男前で声も低くなり、15歳で180センチ!!にも背が伸び、とても萌えました。
ゆうても、トルゲールのが背は高いんだけどね、シーベルトもそう低くないからみんなよく育ってます。
シーベルトはアジア系の子でした。東南アジア系でしょうか。アメリカにおけるアジア系の子供達は親の期待を一身に背負って勉学に励んでいるらしいと聞いてますが、ノルウェーのアジア系の子供達も同じなのかもしれません。稼げる仕事についてほしいからバレエはそこそこにして勉強してほしいというお母さんの期待が前面に出ている家庭のようでした。
トルゲールはいちばん素朴な雰囲気でしたね。女子のサポートが最後まであまり安定してなくて、三人の中では1番技術的に拙い印象でした。
バレエの世界は狭き門と聞いています。
踊りの世界で身を立てると決めたら、早くから諦めないといけない道がいっぱいあって、子供らしい子供時代は過ごせません。それらを、悲しみながらも、踊る喜びにも抗えない三人の胸の内を想像しては胸を熱くしてみておりました。
シーボルトは一度バレエをやめて親の望む道を行こうとしますが、諦めきれず再開します。よく許してくれたね親がね。
三人は王立の芸術学校(高校課程と思われ)を受験し、見事合格しますが、ルーカスだけがロンドンのロイヤルバレエ学校の最終審査に招待されます。
光栄に思いながら、絶対受かる自信もないから落ちたらと思うと怖いし、学費(年間4万ユーロ!日本円で約540万!ひえー)も心配だしで、ルーカスは悩みますが、両親のサポートもありオーディションを受け、見事合格しました。
もちろんシーベルトもトルゲールも喜んでくれましたが、少しだけ疎外感を味わうルーカス。あぁ切ない!負け惜しみも含めてシーベルトかトルゲールはロイヤルの悪口言ったりもしてました。道はどうしても別れてゆきます。同じではいられないのですよね。ああ切ない!
奨学金がどうなったかが映画で出てきませんでしたが、多分出たんでしょうね。最終審査によんだくらいだもの。
ロイヤルバレエ学校でもばっちり頭角を現していたように思いましたし、入学後のインタビューは英語でした。
精悍な青年になっていました、ルーカス。
いつかロイヤルバレエの舞台で踊るルーカスが見られることを楽しみにしていますよ。
以下は愚痴です。映画とは無関係です。
またもや横に座った老女二人組に鑑賞の邪魔をされました。本当に迷惑でした。
上映中に喋りやがりましてね。止めないといつまでも喋りそうな感じで、言わずにずっとイラつくのと、ゆって気まずくなるのとを天秤にかけて後者を選び、「しずかにしてもらえませんか」といいました。
マダムたちはすぐやめてくれましたけど、こうゆうのって、言っても言わなくても結局迷惑こうむった方も後味の悪さを味わう羽目になり、全然気分が晴れないんです。
そこは自由席の映画館なので、いつも喋りそうな中高年の二人組以上の人達からは離れた席に座るようにしてるんです。でも、避けられない時もあって。
バレエボーイズのあとにボリショイバビロンも続けてみまして、その時も隣に同世代の三人組女性が座り、上映前はかなりおしゃべりが耳に入ってきて、いやな予感がしないでもなかったのですが、上映中はしずかになさってました。
おしゃべりや、ビニール袋のカサカサ音で人の興を削ぐのは、私調べでは我が母より上の世代の様子。より一層中高年を避けるようにしなければ。
一人客専用列とか作ってくれへんかなぁ…
内容に反応して泣いたり笑ったりはむしろ歓迎しますが、おしゃべりは本当にやめてほしいです。
少年達の成長が楽しみ
バレエに青春をかけている3人がお互いに励ましあい、じゃれ合い、かわいいです。
オセロに東洋人が大勢住んでいるのにびっくりしました。
そして、ロイヤルバレエ学校にも東洋人がいっぱいいて、びっくりです。
吉田都さんや熊川哲也さんの活躍のおかげでしょうか。
3人がどういう選択をし、今どうしているか、追って欲しいです。
その後が気になるドキュメンタリー
プロのバレエダンサーを目指す子供たちを題材にした、ドキュメンタリーは以前もあったけど、この映画のちょっと違うところは、3人の「男の子」が中心なのと、プロを目指しているとは、ハッキリ言えないところ。
プロのバレエダンサーでやっていける人はほんの一握り、という現実を知っていれば、当然の迷いだと思う。
でも一人だけ、迷いの無かった少年がいて、ロイヤルバレエスクールに入学出来たのを見た時、プロになる人ってこうゆう人なんだろうなぁ。とおもわず思ってしまった。
以前見たドキュメンタリーの子供たちは、ほぼ迷いなくプロを目指していた。
迷っていたら、間に合わない。狭き門の厳しい現実。
一番年下(と映画の中で言っていた)の少年が、ロイヤルに留学した後、一番大人びた顔になっていたのを見て、この子は、あっちの世界に行ったんだなぁ。と実感してしまった。
その後三人がどうなったのか、とても気になるけど、どんな形にしても、活躍して欲しいと思わずにはいられない映画でした。
10代の悩み
踊る経験はありませんが、バレエ鑑賞が好きなのでみてきました。
漫画のテレプシコーラ、ジュニア向けのロイヤルバレエスクールをよんでるので、彼らの直面している悩みは理解できます。
バレエでなくても、スポーツや部活動でトップレベルにいる方は、似たような状況かもしれない。
最初に子どもっぽかった表情が、時間の経過と共に大人になっていきます。
幼少時からバレエ向きに鍛えても、プリンシパルとして踊れるのは、ほんの一握りの厳しい世界です。
彼らの成功を、祈らずにはいられません。
若者の悩みと未来
三人の少年の四年間を捉えた映画。
それぞれ考えていることが異なり、個性がばらばらなので、少年たちの違いが見えて面白かった。
バレエのシーンは、かっこ良くて綺麗。また、よく知らないバレエの世界を観られたのは興味深かった。
三人の少年が、学校の先生と面談する場面が印象的だった。ルーカス以外の二人は、バレエを続けるか迷っていて、他の選択肢について考えを言うが、ルーカスは選択肢がないから答えない。
ルーカスは、美男子で才能も光るが、将来、挫折を味わうこともあるのかもしれない。それでも、三人が、悩み、バレエに打ち込む姿は、未来の輝きを感じられた。
もしも自分なら
自分が流れのまま過ごしてた時に、想像つかない壁に突き当たって、想像つかない選択と決断をしている彼らがすごく羨ましいような、でも、自分にそれが与えられても逃げてしまいそうで怖いとも思った。本当に自分に足りてなかったもの全部を突きつけられた感じがした。
もっと、本当に好きなこと、本気で頑張るって思えた。素敵な作品でした。
音楽もすごく合ってて余計に最後は感動した。
頑張る若者は応援せずにいられない
はっきり言ってバレエには知識も興味もないのだが、この映画は最後まで集中力を切らすことなく観られた。
演出とかカメラワークも凝っていてドキュメンタリーっぽく撮った映画なんじゃないか?と疑ってしまうほど。
3人の少年を追うドキュメンタリーなのですが、そのうちの一人が頭一つ抜けた時、このまま友達と一緒に楽しくレッスンを続けるかそれとも一人留学して厳しい道を選ぶかで悩むシーンは親のような気持ちで観てしまった。子供いないけど。それと少し嫉妬が混じったのかな、他の二人との関係がギグシャクしてしまったり。
ただちょっとドキュメンタリーにしては演出は凝り過ぎかな、そういった葛藤もやらせかもという疑念がすこし湧いてしまった。
青春群像
ノルウェーを舞台にバレエダンサーを目指す男子達の、本当に何処にもありそうな青春を描くノンフィクション。
憧れと現実味の無さの間で揺れ動く彼らの姿を、(あんなに頑張ったかどうかは別にして)在りし日の自分と仲間たちの姿と重ねて見ちゃう人は多いのではないかな〜。私はあんなに頑張ったことがないので共感はしなかったものの、グッと来ました。
しかし、最後の進路によって彼らの「顔」がすっかり違っちゃったのは、何も語られなかったけど『ホントにそうだよな〜』と思わせられましたね。
環境が人を作るのだ…
しかしヤツはカッコよかったな。
『バレエボーイズ』とてもよいドキュメンタリーなんだけど、辛いくらい...
『バレエボーイズ』とてもよいドキュメンタリーなんだけど、辛いくらいに迫ってくるのは、いつも、きらめく夢と可能性の隣に口をあけて待ちかまえる平凡があって、子どもたちがその間を一所懸命に歩いて大人になっていくから
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