「切ない恋と苛酷な運命。甘酸っぱさ満点のデートムービー。」恋する・ヴァンパイア 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
切ない恋と苛酷な運命。甘酸っぱさ満点のデートムービー。
【賛否両論チェック】
賛:自らの運命と恋心との間で揺れ動く主人公の感情が、とても切なくて心に響く。ラブシーンもほぼないので、デートにも最適。
否:展開は極めてご都合主義で、ツッコミ始めるとキリがない。思いのほかホラーチックなシーンもあり。
ヴァンパイアと人間という、決して叶うはずのない恋に苦しむ主人公の姿が、非常に切なく描かれます。
「なんで私、ヴァンパイアなんかに生まれたんだろう・・・?」
という問いかけは、叶わぬ恋に悩んでいる人の心に、ズシっと響くと思います。その残酷な運命に対し、受け入れるのか抗うのか、主人公が最後に下す決断に要注目です。
展開はかなりのご都合主義なので、あまり現実主義な人には向かないと思いますが、その辺りは深く考えずに、純粋に物語を楽しむのがイイかと。爽やかで甘酸っぱいラブストーリーとして、是非デートや友人同士でご覧になってみて下さい。
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