劇場公開日 2025年10月31日

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恋人たちのレビュー・感想・評価

全102件中、41~60件目を表示

4.0無名の俳優陣は生々しくインパクトあり

2016年3月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

リリーフランキーさんや極限られた出演者を除いては
主人公の御三方はじめ、殆どが知らない役者だったことが リアリティを強め スクリーンからひと時も目が離せないドギマギするような不思議な威力を自分は受けてしまった。観る前まではまた例によって途中で寝てしまったたらどうしようなんて心配(汗)今回は無用だった(;^_^A 笑
三人の恋人たち?の中では主婦の瞳子が同性として
剥き出された女の性をうまいこと見せてるなと。良い悪いじゃなくて、体張って表現してるのが見所かと思う。
無残なやり方で最愛の人を失い立ち直れないアツシの筋道は分かりやすさ感はあったけれど、内面の膿が表皮に出て瘡蓋となっていくまで、負の感情がこれでもかこれでもか!と、観ている私達も知らず知らずに共有して苦しかった。彼の再生を手助けしてくれたのは職場の上司の存在。「 腹一杯食って笑っていられりゃ何とかなるさ 」 は確かに弱った心に染みる優しいお粥みたいだ。

右良し、左良し、、、空 良し!!
船で湾岸を行くビルの合間から見えた青い空は
今迄は背中丸めうつむいてばかりだったから気付けなかったのだろうな。
少しだけでいいのだ。昨日とは違う何かが見つけられれば、人はまた前に進もうと、もがいてみようとするのかもしれない。

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nuna

3.5「恋人たち」を観て・・

2016年3月20日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

この映画と昭和館の宣伝を見て、行ってみた。3組の恋人たちの人間交差点。面白い特殊な3組だ。自分の回りには居ないタイプ。橋口監督が女性の生理的な欲求や性的な描写をぼやけさせず映像にしたのは、ある意味すごい力量だ。独特な感性。同性愛者の弁護士や通り魔に妻を殺された夫の悲しみも伝わってきた。橋口監督にこの感性そのままで次の作品にも期待したい・・

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亮一君

2.0本作ではなく橋口監督の次回作品に早くも期待します!

2016年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

この世の中は不公平なものなのだ!
公平な事など一つも無いのかも知れない!
もしも世の中で公平なものが有るとすれば、
命あるものは必ず死を迎える事。
そして、人間に与えられた、1日の時間が
皆、24時間で有る事位しか公平な事は無い!

だが、そのちっとも公平ではないこの世の中に有って、
人間は何かしらその生涯に於いて、必ず愛する対象物や、
愛する人をみいだす。
だからこそ、それが愛おしく大切な存在となる。
そして、その一番身近な存在が「恋人」なのかも知れない。

この映画に登場する人々は皆それぞれが不器用な人間ばかり!
そんな彼らの日常を捥ぎ取って描いたのだから、みな生き辛そう
で当たり前だ。
映画を観ていてゾットするような救いのない人達
延々と続く出口の無いトンネルを彷徨う人々
でも、本当に世の中こんなひとばかりで、
生き辛い日常なのだろうか?
作品の登場人物達が本当に実在しているとしたら、
さぞや生き辛い事だろう。
しかし、これはフィクションですよね?
もう少し明るい人達が存在しても良かったのではないだろうか?
この広い世界に目を向けたなら、今の日本の世の中は
もっと輝いて見えても良い筈だろう。

橋口監督「ぐるりのこと」から7年振りのメガホンが
この作品と言うから驚きだ。
ゲイである事をカミングアウトして映画監督になった
橋口監督なればこそ、身近に偏見や差別を日々受けて、
葛藤を胸に生き続けてきたのかも知れないし、
或いは普通に暮らしているのかも知れない。
しかし、監督の日常がどうであれ、そんな彼の目線は
いつも生き辛い人々にスポットライトを当てている。
優しい目線と言えば、それは橋口監督の優しさなのかも知れない。
今回も橋口作品、愛する人と死別や、別れ、詐欺等
波乱万丈の登場人物が飛び出し、時に笑いも誘います。
しかし、この世の中、辛い人々でもしも、溢れかえるなら、
それらはもはや人々の普通の日常になって、
映画で表現する迄もないような気がする。
人は普通に暮らす事、これが何にもまして大変なものなのだから、
そこに明るい輝きが欲しいものだ。
初期の橋口作品は、もっとはじけている印象が強い
この作品も映画賞を受賞しているけれど、
次回作ではもっともっと橋口監督には
辛さも笑い飛ばせるようなおもろい作品を
制作して欲しいと願わずにはいられないのだった。

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ryuu topiann

4.5右よし、左よし、空よし

2016年2月20日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

タイトルはストレートだが内容は人間てなんてやっかいな生き物という感じ。野球の松坂がインタビューで発言して以来「リベンジ」という言葉がよく使われる。「やられたら、やり返す」ニュアンスがあるので好きではない。「やられたら、やり返す」の思考では「やられたこと」を忘れられない。ひきずる。アツシの会社の先輩は片腕を失っていても、アツシを思いやる気持ちがある。アツシが「やられたら、やり返す」苦しさを吐露しても、ただそれを聞いてくれる。「殺しちゃダメだよ。こうやって話できないじゃん」とやんわり諫めてくれる。彼はきっと時間に身をゆだねて心を整えてきたのだろう。

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ace

5.0瞳子の夢は?

2016年2月13日
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鑑賞方法:映画館

妻を通り魔に殺され、犯人を殺したいほど憎んでも殺すことも出来ず死んでしまいたいほど自分自身がやるせないけれど死ぬことも出来ないアツシ。そんなアツシを片腕がない同僚がたどたどしい言葉でいたわる。
苦しむ人間に声をかけることが許されるのは
その人に心から苦しみから抜け出して欲しいと願う人だけだ。
瞳子が怪しい美人水を買って嬉々として顔や首につけている。
女ならば誰も瞳子を嘲笑うことはできない。
瞳子の夢はなんだったのか。
子供を作ることを許してもらえなかったから
肉屋の弘に一途な思いになり弘の子供を産みたかったのか?イラストを褒められて、作家になりたかった夢を思い出したのか?
薬中毒の弘の前に呆然と立ち尽くし流した涙の意味を知りたい。
アツシが携帯を触りながら呟く「昔の友達はいまも友達でしょうか?」はあとに残る。

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ミツマメ

1.5バランスの悪い肩透かし映画

2016年2月12日
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鑑賞方法:映画館

ほとんどが知らない役者ゆえか生々しく迫ってきた。

しかし、説明過多が目立った。説明が感動のオチになるのは興醒める。
また逆に、道具を散りばめたが、散りばめただけで消化不良も目立った。

つまりバランスが悪い。

抑えられた感情がどう炸裂するか、をたのしみにしていたが、
この監督特有の、演者自己陶酔に終った。

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エイブル

4.0生活感がリアルで重い群像劇

2016年2月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

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月野沙漠

4.0苦しかったけど、すごい

2016年2月5日
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鑑賞方法:映画館

さすがの橋口監督。全員の演技が素晴らしいが、家内は「演劇っぽくあざとい」との事。自分的には最高。

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hanataro2

4.0エール

2016年1月27日
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のん

4.0人生の5年ごとに観返したい一本。

2016年1月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

監督舞台挨拶ありでの鑑賞。

まさに「普通の人々の物語」の一本。

観ていて痛い、苦しい、息が詰まる。
それは主人公三組が決して突飛な人間ではないから。

誰もが抱える「日常の当たり前」と化したルーチンワークの中の行き詰まり。
そこ破ろうと少し足を踏み出す、そんな人たちの話。
三者三様、いろいろな痛み。
でもこれは特別なものでなく、日々生きていれば誰もの中にあるものだと自分は思う。

「自分は特別ではなく、また他人も特別である。」

禅問答のようだが、そんなことを感じた。

劇中に「救い」は用意されているのだが。
それを噛み砕いて観られるほど、個人的に抱える問題はまだ溶けるのに時間がかかるんだなと感じた作品。

「たった一人でいいんだよ」という監督の言葉と。
劇中、携帯のメモリを見ながら主人公がつぶやく

「昔友達だったあなたたちは、いまもともだちですか?」

その一言が忘れられない。

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ

3.5コアな作品

2016年1月1日
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鑑賞方法:映画館

元旦から内容の濃い映画をみた。今年1年は気持ちを寄り添うことって考える1年になるのかな。

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社交的なたぬき

3.0言葉にするということ

2015年12月31日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

観ているときは、陰々滅々としてやだなぁと思いながら見ていたんだけど、終わってからいろいろと考えてしまいました。

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ワイナオ@フロワク@映画おじさんの風呂が沸くまで

4.0息がつまる

2015年12月31日
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鑑賞方法:映画館

無差別殺人で妻を亡くし、毎日を生きるのが苦しい被害者遺族男性。夢とはほど遠い、退屈な毎日をおくる田舎の主婦。周囲から愛想をつかれるゲイのエリート弁護士。毎日を苦しみながら生きる3人のストーリー。

不器用な3人の負の日常のループ。加えて、何か不幸が重なり一度、階段から足を踏み外すと軌道修正を許さない社会。
自分自身が感じる今の日本の生きづらさや空気がそのまま切り取られていて、見ていてすごく息が詰まった。

悪い人じゃないけど気の合わない同僚、職場の程度の低いバカわらいと疎外感、変なトーンの喋り方……リアリティあるシーンが物語に現実味を与える。
俳優はこれが演技なのか、と疑うほど自然な語り口、ふるまい。聞き取れないセリフもあるほど。ドキュメンタリーを見ているような気持ちになる場面も。

橋口監督が描く繊細な空気感はヒリヒリ痛く、辛く。こんなに空気感というものが映像化できるのか、と舌を巻く。

繰り返し出てくるセリフ『くだらない世の中だけど生きていくしかない』これが映画のすべて。くだらない世の中だけど前へ進もう、いつもの優しいラストで救われる。

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あんこ

3.5不器用な男女の群像劇

2015年12月28日
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鑑賞方法:映画館

悩みや迷いを抱えて出口が見えないと思っている中で、身近な人に案外すんなり救われることもある。映画の軸になる3人もそう。目先のことから一生懸命やっていれば、それを見ている人は必ずいるのです。

映画に華美な感動はない。描かれているのは極めて控えめな希望ですが、それがあるから人は心を支えられて生きていけるのだと思います。

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むかしのまっち

1.0商品としてどうか

2015年12月26日
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鑑賞方法:映画館

普通の人たちの群像劇。批評などを読むと、現代日本社会とそこに生きる「私達」をリアルに描いている、ということになっている。

私には全くリアルに思えない。

まず、主演俳優達の演技がつたない。そのつたなさが役柄の不器用さとかぶって見えるという印象はあるけれど、芸としての上手さが感じられない。リズムも良くないし、セリフの抑揚もなく、くどく聞こえる。

自分の伝えたい事を伝えるために創作したものは、あくまで作り物であって、現実としての力はもたない。素人同然の役者を使っても、ドキュメンタリーっぽい物にすぎない。役者そのものを描きたいならドキュメンタリーにすればいい。

テーマも「そもそも生きてくってそういうことじゃない?」という問題で、日本社会の問題を掘り下げているようには思えない。

全体に監督が感じていることを詰め込んだという印象で、お金をとるなら商品としてもっと整えてほしいと感じた。

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Noriko

3.0不思議な気持ちになりました。わくわくするわけでもなく、単調なんだけ...

2015年12月21日
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不思議な気持ちになりました。わくわくするわけでもなく、単調なんだけど、でも、最後までずっと集中して見続けました。この映画は面白い。悩み深いな。みんな。と思いました。

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SUZUKI TOMONORI

3.0なんか不幸な気分

2015年12月20日
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鑑賞方法:映画館

評判の映画で、人の入りも上々。
ここででの評価も良いのですが、私には面白くない映画でした。
何かが得られたわけでも無し、感動したわけでも共感したわけでも無し。
しかも美しい映画と言えない・・・・し
思おうがままにならない世界を描きたかった?
観た後、不幸な気分になりました。
しかし、力強くて人を引き付ける力がある映画であるのは事実です。

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シネパラ

3.0投影

2015年12月19日
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自分本位でいい
殺しちゃだめだよ、だって殺しちゃったらこうやってあなたとお話せないじゃん、僕はもっとあなたと話したいと思うよ」
そのセリフが聴けただけで観てよかったなあ

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ぼんぼんじー

5.0それでも頑張ろう!

2015年12月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

人対人の付き合いを濃くしようと動き始めた矢先に見た映画。

「そうそう、人付き合いってこうだよね〜」と、スクリーンに映る泥臭くてどうしようもない生きづらさを、ある種、懐かしみながら見ていられたのが序盤だけ。それぞれの生きづらさが徐々に色濃くなるに連れ、自分のダメさと重なることが多くなった。ラストシーンが今後の自分を写してしまうようで、このままどこまで堕ちて行くのだろうと心配になった。

でもそれでもなんとか生きていく。
ダメでもいいさ、いいこともある。

ラストシーンの空と笑顔、
そしてエンドロール後の風景が
清々しい余韻を残した。

あまり考えすぎず、自分らしく人と接する勇気をもらった。
いいタイミングでもらった希望。

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TKひっち

3.5つらい気分になる

2015年12月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

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吉泉知彦
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