劇場公開日 2015年6月20日

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コングレス未来学会議のレビュー・感想・評価

全27件中、1~20件目を表示

5.0とてもリアルな未来像

2018年5月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

この映画の提示する未来像は、破滅的であるがかなりの部分が現実のものとなるのではと思わせる。そしてそれが思いの外心地よいものになるかもしれない。

旬を過ぎた女優が、全身のデジタルデータを提供し、CGで完全再現が可能な技術がある。一度スキャンすればあとは女優自身は必要ない。スキャンデータとして映画の中で永遠に再生産可能。そして人は思い思いのアバターになって暮らせる社会が到来する。まるでバーチャルYouTuberのようだ。

人は生まれ持った外見を捨てられない。整形などの手段はもちろんあるが、この映画が描くのはその延長線上のものだ。そしてそれは現実に起こりつつある。それは悪いことばかりとも言えない。VRの世界で自分の心の性別に簡単になれる。トランスジェンダーの人々の間でこうした技術は期待されている。一方で映画が描くように退廃的な世界を生むかもしれない。

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杉本穂高

2.0苦しい

2024年9月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

なんなんだこれは
何が幸せなのかという話で救いがなくて苦しい

見た後に生きることが馬鹿馬鹿しく思えてしまい、この先の人生どうしようと思ってしまったので危険。人におすすめはできない
馬鹿馬鹿しいのが見たくなってキルビルで口直しした

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まこ

4.0作品のアイデンティティは著作権

2024年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

思考実験かつアートな1本。
ゆえに物語の起承転結へ没入しようとした場合、
説明不足や設定の腑に落ちないところが目立つのではないかと感じた。
だがここではないどこか、幻想の中で生きるとは、
を突き詰めようとしたアート作品であると理解すれば、疑似体験に浸れる作品と観る。

実写とアニメのギャップ。
美しくファンタジーあふれる夢心地なアニメ世界の、しかしながら行き詰まり退廃的でどこか影がつきまとう雰囲気。暗い現実の、しかしながら不思議な安心感。
どちらを自身の現実として生きるか、迫るにいずれも帯に短したすきに長しで、悩ましいところが暗に何かを言わんとしているようで絶妙だった。
他にも多数あろうが「サマーウォーズ」や「竜とそばかすの姫」と基本的設定は似ている、と理解しなおしたとたん見やすくなっている。

時代が追いつき昨今のAI 事情とリアルに絡む分、
作品もその存在はひとつ模擬人格であり、
そこには確かにアイデンティティ(著作権)がある、と本作から理解できる。

なりたい姿(他の著作物)で生きる世界はつまり、
自由なようで自身のアイデンティティを放棄した生ける屍の世界ではなかろうか。
冒頭に記述した退廃的な雰囲気の原因をそう考える。
これをネット上のアバターと考えるとなおさら仄暗い。
そして物語のラストも。

どう考えてもトム・クルーズ的アニメキャラがチラチラ出入りしていて、
ちょっとニヤけながら見てしまったw

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N.river

0.5出鱈目過ぎるアニメ。

2023年10月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

4.0Ari Folman監督が描く近未来の世界はdystopiaなのか、それとも…

2021年1月10日
iPhoneアプリから投稿

前半は痛烈な現代マスメディア(とくにハリウッド業界)批判、後半は一転してアニメーションを通じてドラックとXRに覆われた近未来の世界を描いている。

そこでは人びとがなりたい人物になりきることが可能な世界であり、他人とのコミュニケーションも問題なくできて、容易に自己実現が可能な世界。
大半の人びとは拡張現実の世界で生きているが、一握りのエスタブリッシュ層だけがまさに「天空」の世界で現実世界を生きている。

極端な所得格差で分断された社会と「見たいものだけを見る」世界はすでに今ここに在る世界であり、この作品で描かれている世界はその延長線上に過ぎない。むしろその社会課題の解決策を提示しているともいえる。

この作品で描かれている世界はディストピアなのか。近未来の向こう側からみれば、こちら側の現実世界がディストピアとみえなくもないのではないかと。

向こうにみえる景色がディストピアかユートピアかはそれぞれの主観的価値観にもとづくものであり、ヒトの主観的価値にもとづく課題はTechnologies によって十二分に補完できるというのがPeter A.Thielの主張で、その主張は直接間接問わず社会に受け入れられつつある。

この作品を通じて、私たちはこれからどのような社会を迎えたいのか、個人個人が考えて周りの人と議論することは決して無駄なことではないと思う。

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atsushi

3.0面白い映像ではあるけれど・・

2020年7月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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yone

4.0観終わって切なくなった

2020年2月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

内容はさておき
私も主人公と同じ母親なので後半は
どうしても主人公の中の母性を観てしまい
ラストの彼女の行動はやむをえないと思った
(ラストは難しくてあまり理解できなかったが)
観終わって心に切なさが残り続けている

薬でアニメの心地よい空間をさまようのは
やはりみな孤独だからなのだろうか?
主人公のとった最後の行動をみると
そうとも考えられる
まずしいなかでも愛するもの仲間がいえば
インチキ仮想空間で楽しまなくても
生きていけるのかもしれない

近い未来
苦しいことが起きると仮想現実に
浸り続けるなんてことがおこるのだろうか

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ともちん

5.0奇才アリ・フォルマン

2019年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

題名は着想を得た原作名からの引用で映画自体は会議ものではありません。
ロビン・ライトが自身の役名で落ち目のハリウッド女優を演じていますが実際の私生活を批判しているような老マネージャーの暴言にドキュメントか?と思ってしまいます。人物紹介が終わったあとハリウッドの映画作りの風刺へと矛先が変ります。唐突におとぎ話のようなアニメーションの世界にトリップしてからはアニメーションで往年のスターを描きこんだり遊び心満載です、しかし油断禁物、映画会社の社名には和名が加わり社長は和服、顔はビルゲイツ、演説様式はヒットラー、監督の日頃の疑念やホロコーストへの怨念が垣間見えます。考えすぎでしょうがアニメ手法採用も巨大化したディズニープロへの物言いかとも勘ぐりたくなります。
未来では映画産業は終焉しドラッグによる仮想現実という流れですが描かれる現実自体が仮想なのかリアルなのか混沌として早く実写に戻してと祈りたくなります。
戻ってからがまたすごい、未来社会の側面は貧民窟並みの退廃さ、いきなり死生観を問うようなシリアスなテーマに様変わり。
脳がやられるのではないと怖くなるほどの奇抜なプロットと卓越した表現力に脱帽です。

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odeonza

3.0中盤のアニメが長い

2018年7月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

なんとも難解な話だと思いながら観ていて、終わってから知った。「ソラリス」と同じ原作者。どうりでって感じ。難しい話が嫌いなひとには絶対におすすめしません。

実写の部分はとてもよくて、でもこの話で2時間も続くかなと思ってたら、アニメのところでかなり引き伸ばした印象を受けた。あそこはもっとシンプルにできたと思う。
あと、アメリカだからやっぱりアニメの質がよくなくて、日本でつくったらもっといいものになっただろうなと思ってしまった。

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ちかし

3.0前半がいい

2017年7月8日
iPhoneアプリから投稿

前半は実写で後半はアニメという変わった構成だった。
前半は見応えがあったが、後半はドラッギーな描写と精神世界の話になるので、どうでも良くなってしまった。

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アリンコ

1.5なぜアニメ?

2017年2月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

名前が似ている(?)というだけで未来世紀ブラジルみたいな映画を想像していましたが、完全な誤解。これは映像軽視な気がします。CGが題材になっているくらいですから、後半の全然かわいくないアニメに代わって、CGを使うくらいのカネはかけてほしかったです。でなきゃ、これ、あえて映画にする必要あります?

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Stracciatella Mandola

3.5後半からビックリな展開

2016年8月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

幸せ

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万年 東一

4.0なりたい自分

2016年7月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

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ミカ

2.5スキャンの話はどこへ?

2016年2月18日
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やすやす

3.0現実と仮想現実のすり合わせが不十分

2015年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

2015/11/05、シネマ ジャック&ベティで鑑賞。
俳優の姿をスキャンして現実の俳優は使わずにCGに置き換えて演技させてしまおうという近未来の話。その技術が高じた結果一般人までもが望みの姿で生きられるということが可能になるが、それはまやかしだった。
果たしてそんな世界がユートピアと言えるのか、そして母の息子への愛が作品のテーマだと思うけど、テーマは好きな部類なので期待して観に行ったのですが、アニメに変わったあたりからが残念。
この世界に生活感がないんです。マトリックスはコンピュータが世界を支配していましたが、この世界ではあくまで現実側で生きている人間が管理しているようなので、どう経済を回しているのかとか、ちょっといろいろ無理がある設定。
アニメーターを解雇したパラマウント社やハリウッドへの批判が込められているらしいけど、それは観る側には関係ないし。
仮想現実まで実写で作るほど予算がなかったのかもしれないけど、それなら戦場でワルツをみたいに前編アニメにしたほうが良かったかも。

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月野沙漠

3.5飲み込みづらい

2015年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

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吉泉知彦

5.0脳内をジャックされる映画。

2015年7月24日
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鑑賞方法:試写会
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さぽ太

4.0(手をいっぱい広げて)こんぐれーの不思議

2015年7月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

寝られる

とても不思議な映画だった。体調は決して悪くはないのに、睡魔に襲われるしかし、それは決してつまらない映画なのではなく、音楽も相俟って夢うつつの世界を何度も往復している内に本当の自分との境界線があやふやになっていくようなそんな気持ちにさせるのだ。

色々なアイロニーがこもっているテーマでもある。デジタルの世界が進めばもう自分が必要ではなくなるだろうし、そのデジタルでさえも、ケミカルなモノを使えば、リアリティさえも必要としなくなる。その先にはキアヌリーブスの世界、、、あ、だから台詞の中にあったんだw

主人公はフォレストガンプの女優。そのまま自分役を演じている。その曖昧さがまた芝居と現実との境をぼやかしてしまう。そのぼやかしが妙に心地よい。

結局、ラストの部分は何を訴えたかったのか、理解は出来なかったが、でもそれでこの映画は完結するものだとおもう。

空の青さ、雲の位置、沢山のエキストラ、どこまでが実写でどこまでがアニメ・・・
パンする毎に切り替わるその不確かなイメージ。とても新鮮でとても夢のような映画だった。

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いぱねま

3.5劇場を出た後に見るビルや草木や人間が幻に思える

2015年7月19日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

寝られる

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輝房

2.0バッドトリップ感は味わえる

2015年7月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

寝られる

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散歩男