「眉に唾つけて、本質を確かめるべし。」ザ・トライブ 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
眉に唾つけて、本質を確かめるべし。
「高評価に要注意!」な一本。
「この映画に字幕も吹替えも存在しない」というのが宣伝文句で、受賞はやっぱりカンヌ…という時点で、未見の方は察して頂ければと思う。
とりあえず。
「描写はいちいちドギツイ上にクドイ」→生々しくて好み。
トータル→ユーラシア白人とは、どうしても理解し合える気がしない。
邦画で例えれば。
北野作品が「お子様ランチ」に思える様な感情と暴力の炸裂と。
ドン底の生々しさがあるのだけれども…
残る印象は「何度も観たな、こんな話…」
切り口は相互理解の渡しとして興味深かったけれど。
コレ「聾唖」を下地かなくても十分描けてるし、そもそも作品として描けるよね?
逆説的に言えば、日常音以外に無音の映画を、違和感なくそこまで観られたというのが凄いところなのだろう。
でも…
宣伝と製作意図に偽りは無いけれど…
ポスターと宣伝文句に誤解のある作品。
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