PKのレビュー・感想・評価
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2016年最強のヒロインに認定!
アヌシュカ・シャルマといってもインド映画好き以外は知らないだろうし、画像検索してもらっても彼女の魅力の1/10も伝わらないと思う。しかし『PK』の彼女こそ2016年の最高にして最強のヒロインだと断言できる。
『命ある限り』ではセカンドヒロイン扱いだったが、主演のカトリーナ・カイフを食ってしまうほどの溌剌とした魅力を放ったアヌシュカ。『命ある限り』ではテレビディレクターを演じていたが、今回もテレビ局のレポーター役。若い世代のスターという扱いなのだろう。
作品として面白さはもちろんだが、彼女の好奇心いっぱいの笑顔、失恋の哀しみと憂い、すらりと伸びた足を惜しげもなく披露して、身体いっぱいで表現する女優としての躍動感は、正直動いているところを見てもらわないと伝わらない。
とんでもなくキュートなヒロインに泣かされてみたい。そんな理由で映画館に行ってみるのもよいのではないでしょうかと、お節介ながら激推しさせていただきます!
ヒンズー教の勉強になる
アーミル・カーンの独特の存在感が発揮されてます。きっとうまくいく、のほうが老若男女万民ウケする。インドの宗教や文化についての勉強になりますが、ちょっと説教くさい点が気になってしまいます。インド映画は好きですがたまに感動的にしようという演出が鼻についてしまうときがあるのです。
いい意味で裏切られた
宇宙からきたへんてこな男。
はじまりはキワモノ映画かと思いきや、宗教パートが意外と多く、信仰深いヒンドゥー教徒が多いインドのイメージだったんですが、他宗教だけじゃなくヒンドゥー教の矛盾なところも描いていたのにびっくりしました。
ラストはほろり。前半であっさり退場したなと思ったパキスタン人彼氏の爽やか笑顔の青年が感じ良かった。
パキスタン彼氏役の俳優さん、数年前に若くして亡くなったらしく残念です。
お決まりダンスシーンはミュージカルぽいです。
クレバーなコメディ
宇宙人が地球人の不条理な物事に素直に疑問を投げかける。
コメディの様相をたもちながら
インドのナイーブなところに次々メスを入れていくので
ハラハラしつつも、なんて頭のいい作り方なのかと感心した。
服やら失敬するカーセックスの車。
インドでは地方ではいまだに婚前交渉が
固く禁じられてる所もあって、
村人や家族に罰として殺される事件が発生する。
また、パキスタンの青年との恋。
インドは歴史上、ムスリムが独立国家をたてようと
パキスタンに分かれ、
何度も印パ戦争でぶつかってる経緯がある。
西洋化の波でサリーを着てる割合も減ってる。
カーストは今もあり、
それに縛られないのが新しい職種のITや
マスコミとも言え、
革新的で有能な人がそこに集まってる。
これらを宇宙人が切る形で反発をやわらげ、
神そのものは否定せず、
最終的には真実を見極める目を持って
己の運命を切り開こうよ、
愛は素晴らしいよ、との
人生賛歌にまとめあげてる
とんでもなくチャレンジングで高尚な
でもコメディ!!なのだ。
複数の民族と宗教が混在して偏らない目線を持てるインドならではか。
逆に宗教に縛られる要素のない
日本でなら作れる可能性は高いだろう。
(聖おにいさんて漫画もある)
まずは興行的にどうなるか分からない
この作品も日本公開できる配給会社の
頑張りに感謝したい。
そしてすごい映画とは思うけど個人的には
コメディのツボがハマらず笑えはしなかった。
ほっこり
アーミルカーンの癖が強くてなんかちょっと。。
期待しすぎたからそこまでだったかも。。
インド映画はやっぱりほぼ全員いい人しか出ない。
この映画でもインドとパキスタンの溝が見れた。
ハッピーエンドでよかった。
やっぱり宗教絡みは怖い。
最初にpkを助けてくれたおじさんが急に爆発に巻き込まれて死んだのは悲しい、、。
インドでダンスシーンがあるのは、キスシーンベッドシーンが宗教的にNGだからとネットに書いてあったが、珍しくこの映画ではがっつりキスしてた。あとダンシングカーのくだりもちょっとびっくりした。
割と宗教の争いの核心に迫った映画。
見た目で判断はダメ。
みんな仲良くねっていうのがPKの伝えたかったことかな
統一教会問題で揺れる今こそ観て欲しい。
Netflixにて視聴。
宗教絡みの映画というととっつきにくそうだが、そこは「きっと、うまくいく」のラージクマール監督らしくユーモアあふれた描き方で楽しめる。インド映画らしく歌や踊りも楽しめる。
宗教における教会や教祖たちの詐欺や欺瞞も暴く作品。統一教会の問題が明るみになった今こそ日本人も受け止め方が違ってくるのではないだろうか。
映画は批判だけではなく、宗教がなぜ人に必要とされるのかもわかりやすく描いている。
故郷に帰れないひとりぼっちの宇宙人にとって、心の支えとなったのは神を信じようと前向きに行動する力である。
実際、インドとパキスタン間のカップルはどのくらいいるのだろうか…。元々は同じ国なのだが、ここまで政治や宗教の対立が絡むとなかなか難しいものがあるのだろうな。
インド版🎥恋は光☝️‼️
何だこれは⁉️😱。紛れもないインド版🎦恋は光である。🎦インターステラより宗教の本質と愛に関する考察がSFによって止揚した大傑作(笑)と言っていい。最初、キャスティングが平井堅とキャメロン・ディアスとローワン・アトキンソンにしか見えなくて作品の中に入れなかったが、とにかく途中からは素晴らしい❣❣❣まさに🎦インターステラ(笑)。しかも個人的には🎦PKの方が好きかも・・ww
現代のかぐや姫インド版のような。
宇宙からやってきて、何も分からないところから、すれ違いで破れた恋の修復までしてしまうPK。
空気を読む地球人ではなく、本当のことを追求しようとして、時には周りから変人や笑われたりもしながら貫いていく。
人間だけど、宇宙人という設定でどこを見たらそれが分かるかなーということで、走り方を特徴的にしているのが印象的。
インド映画によくある、最後にはホロっとさせてくれるいい作品。
「きっと、うまくいく」が好きなので気になっていた。 地球を調査しに...
「きっと、うまくいく」が好きなので気になっていた。
地球を調査しに来た宇宙人が大切なリモコンを取り戻すため、宗教を絡めながらストーリーが進んでいく。
テーマ的に大丈夫だったなのかなと思ってしまったけど、内容は笑いあり涙ありうまいなぁと思った。ちょって前半退屈気味だったけど、後半の展開は良かった。
pkの恋心がやっぱり切なかったなぁ。楽しめました。
「きっと、うまくいく」に続き
地球探査にやってきた宇宙人。通称“PK”。
彼にとって地球人は謎だらけ。
なぜ人は服を着てるの?
なぜ頭の中で思ってる事としゃべってる事が異なるの?
神様ってどこにいるの?
PKの素朴な疑問の数々にハッと気付き考えさせられました。
自分は何を掛け間違え、何にウソをついてきたのか?と。
“こうしなければ”とか“こうあるべき”とか、見えない思い込みの枠にカチッとハマって身動きとれなくなっていた私にこの映画が“もっと自由でいいんだよ”と言ってくれたようで身も心もほぐれていくようでした。
【”オカシナ、裸の宇宙人が地球人に教えた大切な事”常識や宗教に拘り過ぎる事の愚かしさをコミカルに描いた作品。伏線回収も素晴らしく、最後半は涙腺が緩みます。】
ー PK(ヨッパライと言う意味)を演じたアーミル・カーンは、確かに大きな耳が特徴的で、異星人みたいである。ー
◆感想<Caution !内容、触れています>
・奇想天外な着想に基づく物語だが、ストーリーに破綻が無く、前半は地球にやってきたPKの私たちが常識と思っている事に対する素朴な疑問の投げかけをユーモラスに描いている。
- 何で、服を着るの?
何で、神様を崇めるの?
何で、色んな宗教があるの?-
・最序盤の中盤からPKに興味を持ち助けるジャグー(アヌシュカ・シャルマ:「SANJU サンジュ」で、観賞したなあ)と、サルファラーズ(スシャント・シン・ラージプート:「きっと、またあえる」で、好感を持ったが、残念ながら自死してしまった・・。)の別れの理由が、最終盤でのPKと”導師様”のPKが乗って来た盗まれてしまった、宇宙船のリモコンを賭けての論戦で明かされるシーン。
- 作品構成の巧みさに脱帽である。-
・私たちが普段当たり前と思っている宗教や神に対する、重いテーマをPKが素直な疑問として、観る側に投げかけてくる、後半の数々のシーンも良い。
- 何で、そんなにお布施を出しながら、幸せは来ないの?
何で、神に祈っても、思いはなかなか通じないの? ー
<ストーリーテリングの巧さと、前半はコミカル要素強めで、後半は重いテーマを投げかけてくる作品構成の素晴らしさに唸らされた作品。
「きっと、うまくいく」に続き、
”常識に捕らわれず、信じた我が道を行け!”
と言う、ラージクマール・ヒラニ監督の熱いメッセージは今作でも貫かれている。
再後半の圧巻のクライマックスには、涙腺が緩みます。>
タイトルとあらすじからは全く予想できない内容
アーミルカーン演じる主人公PKがまさかの宇宙人という設定にいきなり驚いた。
裸にカセットレコーダーはシュール。てかアーミルカーンがマッチョすぎ笑。
無知のPKが起こす行動が型破りで面白い。表情がMr.ビーンみたい。
コメディとして楽しめたがその中で、宗教の教義への疑問を投げかけていて挑戦的だなと思った。ゴロゴロ寝転がるやつとか何の意味あるの?と実際思っていたけど、そういった違和感を指摘する作品がなかったから新鮮味を感じた。
心の安寧のためのはずの宗教の信仰が盲目的になると、他の宗派、意見を聞かなくなり、差別や偏見に満ち、テロや紛争に繋がることを示していると感じた。
インド独立でパキスタンと宗教の違いで分離独立した苦い思いを持つインド人には深く刺さるんかなと思った。
笑い、考えさせられ、そして2人の別れに切なくなった。あのカセットレコーダーで切なくなれるとは思わんかった。
でもやっぱりインド映画、ラストはハッピーな気持ちで終わるよね。
さすがラージクマール監督作!
「きっと、うまくいく」が素晴らしかったのでこちらも視聴。初っ端から、UFO から裸の宇宙人が降りてくるというぶっ飛んだ展開。これはもう面白い予感しかしない。物語がサクサク進むので、目を話す暇がない。ミュージカルシーンも、カラフル衣装に一流ののミュージカルのような演出で見ていて楽しかった。神は一人なのになぜいくつもの宗教があるのか?宗教によって教義や服装が違う、どうして人は神を信じるのか。宗教についてかなり深くツッコミを入れていて、社会は映画としての側面もある。最後に彼が出した宗教の意義に共感した。映像の撮り方もよく、すべてのシーンが美しく絵になる。急にシリアスな展開をぶっこみつつ、伏線回収からのどんでん返し、そして爽やかなハッピーエンドはラージクマール監督らしかった。次回作も必ず見る!!
愛すべきキャラクター
神を題材とする、しかもインドでって
チャレンジだなぁ。
でも宇宙人のpkの素朴で真っ直ぐな視線から
言われるとなんか良いんだよね。
否定じゃなく、かけ間違いっていうのもね。
結婚式のことをpkがわかるのはなぜ??
って、そこだけ疑問。
誰かおしえて。
きっとうまくいく?
きっとうまくいく見て気になったので見てみました!
結果的にはきっとうまくいくの方が面白かった!
主人公が宇宙人という設定でずっと変顔?してるのでそれがなんか引っ掛かりました、、ヒロインはキュートで良かった。
みんな何かの宗教に属しているということですが、日本は特別なんですかねえ、、あなたは何教と聞かれて即答できる人がどれくらいいるんでしょうか、、?
神様とか、宗教とか難しいテーマをコミカルに描いているのは凄いですね(・・;)
PKがとにかく可愛くて愛おしい!!
「きっと、うまくいく」が良かったので同じ監督×主演俳優ということで鑑賞しました。
前作の方が全体のストーリーは面白かったですが、キャラクターの強さは断然本作の方が上でした。
「PK」は主人公がとてもチャーミング!3時間胸の高鳴りがとまりませんでした。
最初は宇宙人でまともに話もできず奇行を繰り返し完璧な「変なやつ」なのですが、大きな目をきょろっとさせながら街中で無邪気な行動を繰り返しながら「地球とはこういうところか、、」と学んでいくPKがとってもチャーミング。カーセックス中で揺れてる車を「踊る車」と表現したり、お札の代わりにお札に書かれてる偉人の写真をかき集めて買い物しに行ったり、一生懸命地球と向き合ってるPKがかわいい。笑
前半はアホ可愛いPKが観れるのに対し
後半はPKはなかなか知的。
ジョギーに元気になれるダンスを教えて元気づけたり、ジョギーに恋をしてなかなかイケメンな告白をしようとしたり、地球の宗教の落とし穴に気づき周りに訴えたりするシーンがあります。そこで宇宙人とはいえ根底にある「愛」は地球を超えても変わらないということに気付かされ、もう後半はPKに夢中です。笑
宗教を信じすぎるがゆえに大切な人の愛に気づけなかったり家族で亀裂ができるのって寂しい。宗教はセンシティブなものだと思いますがこの映画はPKの可愛いキャラクターを通して宗教の落とし穴についてシンプルに教えてくれていると感じました。
インド映画ならでは、コメディ映画でも必ず号泣シーンがある、というところもこの映画ではばっちし抑えてます。
ジョギーの過去の辛い恋愛の切なさは、恋愛体質のアラサーの私は普通に涙。映画最後のその伏線回収の気持ちいい結末にも涙。
そして最後のPK帰国(帰星?)のときのジョギーとのお別れシーンにもこれまた涙。僕の星では嘘はつかない、と言っていたのに最後ジョギーに可愛い嘘をつきます。(ジョギーにはばれますが)
宗教問題についてもしっかりメッセージを残し、PKという可愛いキャラクターで鑑賞者の心もがっちし掴んで感動もたくさんくれる、濃厚で素晴らしい映画だと思いました!!
間違いなくリピ鑑賞決定です!!!
PKという純粋さが産んだ視点。
留学先ベルギーにて、パキスタン人サルファラーに失恋したインド人ジャグーが、宇宙から来たPKと出会い面白い経験をする話。
前半、回りくどい様な展開でインド映画らしくなくグローバル。
かつて一緒の国だったのにイスラム教とヒンドゥー教の対立で別れ、今でもケンカしている両国の人間をわざわざ設定している点も一歩間違えると怖いなと思われがちだが、「宇宙から来たPKからの視点」という面白い発想にて回避(?)しているのでご安心を。
(母国のあるヒンドゥー教団からクレームが来たらしい。)
PKからの視点とは、今この時代の神様は人間の自己都合や解釈により勝手に使われているという事。
(この考えに辿り着くまで伏線等ありますが。)
ラストのヒンドゥー教教祖との討論バトルは、日本に住んでいる私にも共感を与えてくれる内容でした。
「それ変じゃね?考えのかけ間違いだろ」や「そりゃそうだ」と、この世界やシステムを見つめ直す良い結末でしたし、国境・宇宙を超えたラブストーリーもいい。
また、PKは宇宙人なので、地球に住む人の概念を知りません。地球に住み、色々と考える様子を楽しめます。(ちと上映時間長いですがw)
宗教闘争や力でねじ伏せようとしないで、遠く離れた宗教や力が関与しない第三者を交えて解決するのも手だと思う映画でした。
ボリウッド万歳!
宗教の違いからインドとパキスタンは核で睨み合う犬猿の仲、インドに限らず宗教対立がもたらす紛争、悲劇はいまだに各地で続いている(実際には英国統治から現在にいたるまで大国の思惑に振り回されてきたのだが・・)。少なくともボリウッドの若者たちは気づいているのだ、そして今こそ多くの人に国の未来を考えて欲しいと願って最上の映画を創った。
友好的な宇宙人ということではスピルバーグの「E.T.」に通ずる、本作のタイトルがアルファベット2文字なのもオマージュかもしれない。「きっとうまくいく」では教育問題だったが本作では迷信に矛先を向けている。特にインドのような複雑な宗教問題を抱える国でメッセージ性の強いテーマはタブーであったろう、触れたくても触れられない心の聖域にあえて踏み込んで疑問を投げかけるだけでも相当の勇気がいったはずだ、それをETならぬPKの力を借りてボリウッドならではの笑いとペーソスで見事に具現化したことに心から拍手を送りたい。
傑作
BD購入で二度目の鑑賞。
インド映画の最初が今作で、「きっと、うまくいく」よりも先にこちらを観たのですが、度肝を抜かれました。
まず、ストーリー展開が緻密に練られており、軽めのミステリー要素で最後にはどんでん返しが用意されているため、心地よいラストに二つの意味で感動させられました。
主人公のpkの純粋な質問ぜめは、まさに子供のようで、その問いに答えられない大人の未熟さには、キャラと同様、思わず苦笑いをしてしまいました。
そしてなにより、インドという宗教国家で、これだけ大胆に宗教のあり方について切り込んでいるというのが、素晴らしすぎます。
ストーリー、設定、テーマ、どれもが見事としか言いようがない傑作です。
観ている数は少ないですが、
自分のなかのNo.1インド映画です。
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