「ただのラブストーリーではなかった」アデライン、100年目の恋 ダビさんの映画レビュー(感想・評価)
ただのラブストーリーではなかった
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片方が年を取らないという設定はありふれてるが、現代風にうまく作っており斬新とまでは言わないが新鮮で惹き込まれる。
不老不死の理由がファンタジーではなく偶然の重なった科学的現象として、なんだかそれっぽい理由付けをするナレーションがあまり見ない展開で面白い。また最初にすべて語るのではなく、雪が降った理由はオチで述べるなど捻りも聞いてる。
主人公もただの外人好みの美人さんかと思ったら、偽造職人の素性を見抜くなど、オッと言わせるキャラクターで良い。十分時間あるので長い目をみた投資で一財産作るという設定も秀逸で、それなりに納得感があり、生活費どうしてるの?という現実を無視して語りたい話にフォーカスできている。娘とずっと仲良しというのも無駄なイザコザに尺を使わずスッキリするだけでなく、対比により主人公が老化しないことを表現しつつ感動的にすらなってる。
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