劇場公開日 2015年10月17日

  • 予告編を見る

「ブレイク・ライヴリーの美貌と魅力にイチコロ!」アデライン、100年目の恋 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ブレイク・ライヴリーの美貌と魅力にイチコロ!

2016年3月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

幸せ

萌える

29歳の若く美しいまま100年以上も生き続ける女性の愛を描いたファンタスティック・ラブストーリー。
全米公開時から気になっていたこの作品。
と言うのも、主演のブレイク・ライヴリーにイチコロ!

出世作であるTVシリーズ「ゴシップガール」なんて見た事無いし、出演している映画は幾つか見たけど特に印象には残っておらず。
強いて言えば、「野蛮なやつら」のセクシーな役柄くらい。
所が、ハリウッドの最新情報を伝えるWOWOWの某番組でチラッと見た時から、非常に惹き付けられるものがあった。
ミーハーでも何でも構わない。
パツキン美女好きの某映画評論家じゃないけど、美しい女優を見るのも映画鑑賞の楽しみの一つ。

にしても、金太郎飴のように何処を切っても、ブレイクの美貌と魅力満載!
美人が永遠に美しい役を演じるなんてご愛嬌だけど、それだけでずっと見ていられるから良し!
メイクや衣装の力もあるけど、その美しさはクラシカル。
時代ごとに着こなす衣装にも注目。
また、役柄がただ外見の美しさだけじゃなく、知性に溢れ、内面も美しい。

ブレイクだけじゃなく、ストーリーも良かった。
永遠に若い姿のまま生きるって、どんな気持ちだろう。
羨ましい!…と思うのはあまりに無知。
愛する人と結ばれない。
子供が自分より老いていく。
思い出の地には二度と行けない。
ずっと偽りの人生。
周りは変わっていくのに、自分独りだけ変わらないまま…。
昔の友達で、しわくちゃになってまで生きるより死ぬ方がマシ!…なんて言ってた奴に、この老いない悲しみ苦しみを見せてやりたい。

人とは違う人生ながらも、一人の女性。
数奇な人生となったきっかけの前に結婚した旦那の他に、運命的な出会いが2度。
その1度目と2度目の恋に、思わぬ繋がりが…。

二人のベテランが映画の魅力を深める。
まず、ハリソン・フォード。
役柄の詳細は敢えて伏せるとして、作品のハイライトの一つ。
宇宙の賞金稼ぎとは違う、いぶし銀の繊細な演技を披露。
そして、エレン・バースティン。
一見ブレイクの母親役か祖母役と思う所だが、実際はその逆。つまり、娘役!
エレンがブレイクに「ママ」と呼ぶ光景はなかなかにシュールだが、老いない母を嫌悪せず慕い続ける、母娘愛のサブエピソードに感動を添える。

腑に落ちない点も幾つか。
これは“不老”の物語であって“不死”ではない筈であって、外見が変わらないだけで体力はさすがに衰えていくのでは…?
ヒロインが不老になったのはある事故と奇跡的な出来事がきっかけ。
ナレーションで最もな説明がされるけど、よくよく考えてみれば、放射能で怪獣化する並みのびっくり設定。

「ベンジャミン・バトン」のような恋愛要素と深みある生死の物語の絶妙なバランスとはいかず、完全に恋愛色強いメロドラマ的展開故、そういった作品が苦手な方には退屈かもしれないが、個人的には気に入った。
切なく、ファンタスティックで、ロマンチックで、後味も良く、主演女優も美しい…そんな映画が好きな方にオススメ!

近大
かいりさんのコメント
2020年5月3日

そうそう、『グリーン・
ラ(以下自重)』ですよね。デップーは前の奥様もスカヨハですし、モテモテすぎです。

かいり