ラブ&ピースのレビュー・感想・評価
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『バットマン リターンズ』のオマージュだが……
わたしが好きな作品の一つ『バットマン リターンズ』をオマージュした作品なので、辛口な見方になっているにしても、正直ダメだった。
冗長なセリフは、お涙ちょうだい過ぎて萎えるし、個人的な歌が反戦歌として誤解されるという形をとった軽薄な政治的メッセージは逆に優等生的で、オヤジ臭かった。
全体的に寒い連想ゲームのような言葉遊びが繰り返され、感動投げ売りの感が否めない。
非常に残念な映画だった。
毒も無ければ薬にもならない…
なんというか…正に園子温監督らしい、なんだけどそれが全て悪い方向に出た一本。
テイストが無味乾燥だった「スワン」よりはずっと良いけれど…
とにかく「2時間ダダ滑り」を観せられたのが、本当にシンドかった。
主人公といい、話の組み立て、運び。
カメの造型(かわいいんだけどね)、音楽…
全てが「薄ら寒い」のは、やはり作品としてどうなんだろうか。
せめて何処か一つ、リアルな所=地に足のついた点があれば、また違ったものになったのではないだろうか?
小学生の脳内物語を、お友達を集めて映画にしちゃう…
まるで芸人(か!苦笑)監督仕事のような出来を。
園子温監督にワシらは求めていないと思うのだけれども…涙
躁病の人を傍目に見るような、取り残された気分ばかりが募る作品。
抜群に愛の込もった映画作り
ラブ&ピースとは…?
愛に戻って愛を知る。 故・金子温
集大成。監督本人がそう言い放った所以がわかったような気がする今作品。「良い雰囲気の漂う綺麗な映画」などと、現在上映中の『○○di...』のように賞賛される、邦画界の凝り固まった肩をほぐすかのような、真心こもった、愛のこもった傑作である。主人公・良一の部屋の壁にかかっているSex Pistolsのポスターが、Fuck Bombersに変えられていたり、会社Peaceのエレベーターでの音楽がお馴染みの曲であったり、全力歯ぎしり....だったり、テレビの中から良一に向けて投げられる演出、トイレ、また、サラリーマン達に笑われるなどといった施しも、前作の何とかスワンから、A SONO SION'S FILMへ帰還した、これぞ集大成。(※もちろん、こう言われることを監督自身が嫌っていることは分かっての発言)だが、『ラブ&ピース』は、新宿スワン云々、園子温っぽい云々は置いといて、ずっと愛に映画で取り組んできた、愛のある、愛の監督・園子温が、愚直に愛を伝えた作品である。愛に戻って愛を知る。 故・金子温
カメ
じわっと来る素敵な映画
ハセヒロ様主演映画なので、エキストラにも参加したし、普段よりもかなり思い入れも大きく、まず試写会にて観てまいりました。
何といってもハセヒロ様のダメっぷりに笑えると同時に、ここまでカッコ悪くなれるんだと感心しました。
素敵なハセヒロ様も後半見れますが…欲を言えば…もっと見たかったですね~。
映画全体は、独特な世界観で、これが園監督が昔イメージした原作なんでしょうか…本当はもっと重たく訴えたかったのかもしれませんが、
出来上がりは楽しくお子さんでも安心して観れると思います。
いろいろな場面で、グッとくるところもありましたが、
初回の鑑賞は、エキストラで参加した場面が出てくると、うれしさが先に立ってしまい、気持ちが入っていけなかったかもしれません。
そして、公開初日。
観てきました!
確実に内容もしっかり入ってきて、泣けました!
試写会では浮き足立ってしまいましたが、
2回目はじっくり観て、感動しました。
お子さん連れで、観て頂ける映画です。
たくさんの人に観てもらいたいです。
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