「結構しっかりしている印象」ラブライブ!The School Idol Movie 0912さんの映画レビュー(感想・評価)
結構しっかりしている印象
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最近ラブライブを1期、2期、映画と観ました。
で、この映画なのですが、それなりに意味はあったのかなと。
冒頭30〜40分くらいのニューヨークのくだりは日常回のような感じで中身が薄く「この感じで全部いくのかな…キツイわ…ラブライブ好きな豚のためのエサやん」と思いましたが、後半のμ's存続か否かの流れで呼び戻されました。
μ's存続の云々またやるのかよ…それ2期でやっただろ…という意見が多いようですが、2期とは意味が違います。
2期での存続or解散はあくまで自分達だけの世界の話。自分達が続けたいかどうか、という学生や子供にだけ許される悩みでしかなかった。
しかし映画では、μ'sが有名になり、ドーム開催やスクールアイドル界隈を盛り上げる一端を担うことで、μ'sの存続or解散が自分達だけの問題でなく、社会的な意義をもってしまった。
つまり社会との関わりの中でμ'sの存在意義を考え葛藤する「子供」から「青春」の悩みに変化した。
そういう意味では、この映画は彼女らが大人の視点を持ち成長し、その結果、μ'sという存在を「スクールアイドルという子供や学生の時にのみ許される素晴らしい期間と世界」に保存して終わる選択をしたのだと思いました。
この選択はアニメ2期での決断とは明らかに異なる質であり、新規性のある内容に感じました。
フィクションの設定である「スクールアイドル」というものを、総体として定義付けをした作品にもなっており、まだ未視聴ですが新シリーズを観る上での土台にもなりうると思います。
凛ちゃんを悪く言わないでください。
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