「芸術も何も無い。アメリカは金が全てだ。」パパが遺した物語 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
芸術も何も無い。アメリカは金が全てだ。
クリックして本文を読む
『芸術も何も無い。アメリカは金が全てだ。』その通りだと思う。しかしでも、父親は結局はその市場経済の勝ち組になる。だから、
「どうして、こじれるのか?」よくわからない。娘は物凄く恵まれた環境で育ったはずだ。わずか10歳に満たない年で親を無くす羽目には合っているが。だからと言って。多分、次の
伯母の考え。
『男は愛が無くとも生きていける』が彼女の人生を狂わせたと言いたいのか?
この映画の描き方ではそう受け取れる。つまり、男目線なフェミニストが描いた映画だと思う。娘が選んだ男性が僕には良い男には見えない。相手を知っていれば、逆ギレする事は無い。一回浮気したから一回は良い。その論法は通用しないと思うが。この辺の解釈が、フェミニストな男目線な解釈に感じる。
ジャベールとコゼットと思って見たが『レ・ミゼラブル』ではないね。
『セロクエル』は統合失調症以外に精神安定剤と使われるので、父親の病状を重度な統合失調症と言いたくなかったのだろうが、50ミリグラムで日本で調合される倍の容量。故に重度であった可能性は予想できたはずだ。それで死に至るのだから、やはり、愛情をかけても、娘を手放す覚悟もあって良かったのではないか?と思う。もっとも、それては映画にならないが。
書評にいきり立つ父親の姿を描くが、読み物(芸術、作品)はそう言った物である。作家ならそうは思わないと思う。怒っていると言う事は『自信が無い』のだ。売れる為に、読者に対して忖度した作品が良い作品なはずはない。この映画はそう言った意味において、鑑賞者の感情に忖度した作品なのかもしれない。
コメントする