「あるべきであろう、本当の意味で、愛してるっていったことある?」パパが遺した物語 焼きそばの町さんの映画レビュー(感想・評価)
あるべきであろう、本当の意味で、愛してるっていったことある?
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愛してる、と
まだ本当のあるべき
意味でいったことはないのかもしれない。
愛されたことのある人は
愛してくれた人が
自分の前からいなくなったとき、
心のなかに愛してくれた人が
残り続けると思う。
いいイメージだろうと、
わるいイメージだろうと。
これがいいイメージなら
愛していた、愛されたと、
確信できるのかもしれない。
一度、別れを経験して愛を確認できる。
共に過ごしているなかで
愛を確認するのは難しいと思う。
そこは、お互いどれほど腹の底知れて
信頼関係を築けていて
共にいて、安心できるか、させてくれるか。
その上でどれだけのことを乗り越え、
どれだけの日々を過ごしたか、
その先に気づいたらあるものが
本当の幸せ、愛かもしれない。
本当の幸せ、愛、
探して見つかるものではない。
いろいろ考えさせられるいい映画だった
本当にいい映画。
ただ、邦題の“遺した”は“残した”でもいいと思う
遺した、だとネタバレ感がある
終盤でパパが死んだことが明らかになるが
そのときの感動が少なくなる
邦題があっちの国の映画監督の
秀逸な技術を削いではあかん。
“父と娘”でも十分映画全体を表す題名でいける。
そのままでええやん、笑
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