「恐ろしい人間社会の現実と自然界」セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター M.Joeさんの映画レビュー(感想・評価)
恐ろしい人間社会の現実と自然界
ブラジル人カメラマン、セバスチャン・サルガドのドキュメンタリー。報道カメラマンとしてのルワンダなどアフリカ難民の生活の悲惨さ、餓死、病死、家族、子ども。貧困で過酷な労働者、砂漠や密林で原始生活を営む少数民族。詳細な調査をし数年掛けての取材も厭わない。危険な目に何度も遭遇していると思われる写真の数々。
後半は自らの植林活動と自然界への畏敬の念と対話から生み出される大自然と動物たち。
写真の素晴らしさはもとより、社会や自然を真摯に見つめ社会に訴えるセバスチャンの活動に感動を覚えた。
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