「寝てしまった」アラビアの女王 愛と宿命の日々 こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
寝てしまった
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あの当時に女版アラビアのロレンス的な活躍をした女性、ということで
外交的な方面を期待していったせいか肩すかしでした。
一応ベドウィンとのやり取りなどもあるものの、
主軸は彼女の二度の恋に置かれているので、
西欧人が旅先としては珍しいアラビアでのバカンスで恋におちましたよ、
程度な内容と大差なくなってしまってる。
そのため、彼女が名言を披露したり、部族長が
彼女は英国人でありながらベドウィンにも造詣と理解が深い、なんて言っても
取ってつけたように感じてあまり説得力が無い。
だいたいにして、もともとアラビアが好きで矢も楯もたまらずそこへ行った流れでもない。
実在の人物を描くのに栄光面だけでない切り口にしようとしたのかもだが
どうにも中途半端なところでとどまってしまって、
ニコール・キッドマンがもったいない印象だった。
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