「気付いてしまう」わたしに会うまでの1600キロ Eeyoreさんの映画レビュー(感想・評価)
気付いてしまう
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たった独りで険しい山道、雪道、砂漠を歩いた女性の物語。何故歩いたのか、何を思ったのか、何に出会い、何に気付いたのか、物語がすすむにつれて私は彼女を知ってゆく。
彼女が抱えた喪失感が美しく、哀しく、残酷に描かれていく中で私は気付いてしまった「私はまだ何も乗り越えていない」と。
主人公はどんな状態であろうと真っ直ぐに向き合う、だから辿り着いた先で望んでいた物を見つけるのだろう。
主人公を演じたリース・ウィザースプーンはやはり素晴らしいが、母を演じたローラ・ダーンの笑顔が魅力的で心を奪われる。
「良いところだけを見るのは難しいけれど、価値はある」
サイモンとガーファンクルの音楽が心に沁みる
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