「自然も母も偉大」わたしに会うまでの1600キロ 鈴之助さんの映画レビュー(感想・評価)
自然も母も偉大
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母の死を乗り越えられずにいた主人公が人生をリセットする意味合いを込めてトレイルでアメリカの大自然を歩く。
これだけの話を前のめりに魅せる力はさすがです。
主役のシェリル演じたリースウェザースプーンがアカデミーにノミネートされてましたが、同じくノミネートされた母親役のローラダーンが素晴らしかった。
あのお母さんが亡くなったらそりゃ悲しいよ、自分を見失うよと納得する愛らしさ。
そして、夫や友達でも癒せなかったその喪失感を、自然はリセットする力を持っている。
母親も自然も偉大だと改めて感じる作品。
でも、自然でリセットするって、先進国である程度底辺を味わったりしないとわからない感覚かも。そこになんとなく傲慢さや違和感も感じる。
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