劇場公開日 2016年7月29日

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「東宝とハリウッドのゴジラの価値観、、」シン・ゴジラ maさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5東宝とハリウッドのゴジラの価値観、、

2016年8月7日
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「あのゴジラが最後の一匹とは思えない。もし水爆実験が続けて行われるとしたら、あのゴジラの同類がまた世界のどこかへ現れてくるかもしれない……」初代ゴジラでの最後のセリフです。

映画「ゴジラ」核実験により古代生物が海底洞窟から出現!水爆の洗礼を受けてなお生命を保つゴジラを殺すことは不可能、しかしあらゆる生物を死滅させ、液状化する化学物質「オキシジェン・デストロイヤー」が芹沢博士によって開発されていたが、オキシジェン・デストロイヤーは原水爆に匹敵する大量破壊兵器であり、その存在と製造法が知れわたれば、戦争の道具にされないはずがない、
ゴジラを退治した後に芹沢博士は自己の頭の中にしかないオキシジェンの設計図とともに自害する。
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と言うのがオリジナル ゴジラです。米国の広島 長崎への原爆による大量殺人そしてビキニ環礁での核実験に対する強烈な批判なのです。しかしハリウッド制作のゴジラでは、ナント「ビキニ環礁での水爆は実はゴジラを倒すためのものだった、、」このセリフを聞いた瞬間に上映中に、、もういいやって感じになりました。さらにこの制作会社は今春に中国の共産党系のアミューズメント会社に買収されて、予定されてる2作目は 日本を悪者に仕立てたプロバカンダ ゴジラになる事が予想されます。
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シン・ゴジラは視覚効果では安っぽいですが、オリジナルゴジラの思想を貫いてます。政府の危機管理対策の在り方や自衛隊の攻撃システムそして米国や国連理事国との関連とか、昨今の中国の暴挙に対する警告にも受け取れます。

ma