「まさに今様だった、飛び道具。」映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン! 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5まさに今様だった、飛び道具。

下火になってから遅れて観察した一本。

当代子供向けとなめてかかったが、思った以上にしっかりしていた。
短話5本立て(+1?)でまとめた構成も、集中力の弱いと言われる今のキッズ向けで上手いなと感心。

ただ、中身はこれ完全に大人を意識してるよね。
はたしてキャラ可愛いできた子供たちがどれだけ中身を理解しているのやら。
(ジバニャンとやらの飼い主の話とか、特に顕著)
一緒に来ざるを得ない大人コドモにもアピール、其処が成功のロジックかも。

最後の一話で映画として集約させたのは上手い手だけれども。
それがポケモンと大差なくなるのは宿命だろうか。

気になった点は、キンキン声のヒロイン的女子が早口もあいまって何を言っているのか判別しがたいところか。
子供にはできる限り正しい日本語を聞かせるべきだと思うのだが。

今の時代、将を射んと欲せばその後ろの本陣を落とせと言うなんともチグハグな実情を味わった作品。

てか劇中のパパママ、同年代だけどさ。
あんなお家、最低戸建てに住んでたらそれだけで成功者だよな、今の時代。

コメントする
レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ