「すっきり面白かった!」バケモノの子 faloさんの映画レビュー(感想・評価)
すっきり面白かった!
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TOHOシネマズ新宿で観てきました。
遅い時間の観劇でしたが、大きな劇場が満席に近いくらいの状態だったので、それだけでこの作品の注目度の高さを感じました。
内容としては、特に難解なところもなく、かといって薄いわけでもなく、観た後に爽やかな満足感を感じることのできる大変面白い作品でした。笑ったり涙ぐんだりしたい人にはいいバランスの映画と思います。
本作の中核でもある熊徹と九太の関係も、仰々しく感動を押し付けてくるようなものではなかった部分に好感を持てました。予想していた結末も、やや斜め上の方向で裏切ってくれました(笑)
ただ、楓ちゃんの存在に少し違和感を感じたので、-0.5となりました。(それでもたった0.5です。十分面白いです)
バケモノの世界から、再び人間の世界へと九太を繋ぐ役割としての存在だと思いますが、あまりにいい子過ぎてちょっと引きます。俺の人間性が歪んでいるのかもしれませんが。
(夜遅くまであんなところに待っているとか、軽いホラーです。仮にも渋谷なのだし、少し危険だったのでは…)
おまけに聞き分けが良すぎるというか、順応性も高いので、完璧すぎです。ここら辺の違和感は、前作のおおかみこどもの母親にも感じたものに近いです。監督の女性に対する理想像なのかなぁ…
総合すると十分に面白いです。新・冒険活劇と謳うだけあって、夏休み映画にぴったりなのではないでしょうか。冒頭部の映像のクオリティの高さから、速攻で引き込まれること間違いなしと思います。おすすめします。
長々と失礼しました。
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