「酷かった。」バケモノの子 a.koさんの映画レビュー(感想・評価)
酷かった。
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ストーリー 1点
キャラクター 1点
イラスト 2点
ストーリーは酷かった。メインのテーマは師弟愛・父性なのだろうが、それ以外のサイドストーリーは省いてもよかったのではないだろうか。
勉強シーンはバケモノの世界と人間世界の間で揺れる心情を描くための設定だろうが、いきなり人間の闇という観客置き去りの設定を持ち出してきたため、肝心の揺れ動くシーンがほとんど描写されない。
また絡みの薄かったキャラをラスボスに持ってくるのではなく、主人公が闇落ちするストーリーではダメだったのだろうか。
それとラスボスとの対決の際に、九太が自分を自らを犠牲にして事態の収拾を図ろうとするが、なぜそれしか方法がないと彼が知っていたのかが分からないし、接点の全くないヒロインがラスボスに説教をしているシーンは??である。
キャラクターに関しては、声優がまったくダメである。
声優がうまければもう少しキャラクターに感情移入できたかもしれないが、むしろ感情移入を邪魔しているレベルである。
主人公(青年期)とヒロインの声が耳障りであった。
いい加減映画業界は客寄せに俳優を使う手法を改めるべきだ。
(俳優でもうまい方はいるので、俳優が声優をやるなとは言わないが、せめてうまい方を使ってほしい。)
今回俳優で上手かったのは、大泉洋ぐらいである。
絵は相変わらず、うまいので2点だが、
使い古さたような構図が多いのは気になった。
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