「う~ん・・・」バケモノの子 マサミチさんの映画レビュー(感想・評価)
う~ん・・・
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前半を観ていて、初期の宮崎アニメを小粒にしたようなノリだなと感じていたら、成長した少年が人間界への憧れを募らせてゆく後半から流れがやや変わり始める。
しかし、簡単に二つの世界を行き来できる所や主人公の少年が元の人間界で生きてゆく躊躇いや葛藤の描写が希薄。
クライマックスの渋谷での戦いも、相手側のライバルの少年との因縁を前半から伏線として何も描いていないので無理矢理に盛り上げた感は否めず、親父代わりの熊鉄の最後の決断も何か場当たり的に感じてしまう。
''親父越え''がテーマだと思うが、これでは結局親父代わりの熊鉄頼りで勝利した事になり、焦点がボヤけたまま終わってしまった。
日本の劇場用アニメの本当の意味での親父(宮崎アニメ)越えはいつになるのか。
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