「こう言う親子愛物、好きです」バケモノの子 スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
こう言う親子愛物、好きです
どの世代の方が見ても楽しめる、王道的アニメ映画でしたね。
ジブリが休業状態とあらば、今後の夏休み映画はスタジオ地図がそのポジションを担っていくのでしょうか。
まあ私は細田作品ファンと言う訳でもないので(他は「おおかみこどもの雨と雪」しか見てない)、他の作品と比較してどうこうは言えませんが、今回多くの映画ファンを魅了し大ヒットているのは見てみて大いに納得でした。
何の先入観もなしに見れば、楽しめること間違いなし!
画のタッチも繊細且つとてもリアルに描かれていて、ただただ凄いとしか言いようがなかったです。
ファンタジーな世界観、キャラ構成も、スッと入っていけて違和感なく楽しめました。
熊徹と九太の擬似親子物語も、荒くれ者すぎて最初はどうなるかと思いましたが、何だかんだでグッと来ましたよ。
孤独な者同士だったからこそ、分かり合えたのかな。
役所広司と宮崎あおい(染谷将太)の声も相当な嵌り役、卵かけご飯のシーンとベストキッド的な特訓のシーンが結構ツボでした。
熊徹の友人2人もいい味出してたなぁ~、顔がほぼ大泉洋とリリー・フランキーだったのは笑えた!
九太と少女の淡い恋物語?も、やや突飛で気恥ずかしいぐらいではありましたが、物語の一筋のオアシスのようで癒されましたね。
心の闇やクライマックスバトルに関しては、個人的にはやや微妙でしたが、でも全体的には期待を裏切らない出来で十分楽しめました。
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