「野暮な奴には…」バケモノの子 pkhnさんの映画レビュー(感想・評価)
野暮な奴には…
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細かい部分まで考えてしまう人には、スッキリしない作品でした。
序盤にある炎の映像、細かな街並等、映像だけで心震えるものがありました。序盤はすごくストーリーにひきこまれました。
しかし、疑問に思う部分もいくつかありました。
・なぜ一郎彦は「鯨」の文字が読めたのか。また鯨になることができたのか。(これは能力というより、一郎彦が鯨を知っていて、それに変化することができたことに対して)
・ヒロインの超速理解と順応性
・ヒロインが最後にバケモノの世界に来たこと
あとは、悲しいけれど、頑張っていこう!なハッピーエンド感がありますが、一人残された一郎彦は、人間であること、闇に呑まれたこと、禁忌をおかしたことからこれからどうなるのか、というのとを考えると本当にハッピーエンドなのか…と考えてしまいます。
野暮な奴には少しもやっとする映画でした。
ストーリーとは別に、声優として活躍される方と俳優の方が声優は上手い下手は別として、うまく混じらないなぁと感じる部分がありました。役所さんの演技は好きですし、一郎彦役の宮野さんの演技も好きですが、種類が違うというか…。
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