「すぐそばにあるもの」あん ちろこんぶさんの映画レビュー(感想・評価)
すぐそばにあるもの
差別が根底にあるのだけれど、それよりも人が生きて老いていく、ごく当たり前の事が普通に描かれている。樹木希林の演技があまりに自然すぎて、誰もが自分の母親やおばあちゃんと重ねてしまうはず。小豆が苗から実り、あんに変わるように、人間もあらゆる出来事を受けとめながら、歳を重ね熟成していく素朴さを感じた。
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差別が根底にあるのだけれど、それよりも人が生きて老いていく、ごく当たり前の事が普通に描かれている。樹木希林の演技があまりに自然すぎて、誰もが自分の母親やおばあちゃんと重ねてしまうはず。小豆が苗から実り、あんに変わるように、人間もあらゆる出来事を受けとめながら、歳を重ね熟成していく素朴さを感じた。