「よかった」サンドラの週末 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
よかった
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うつ病の主人公の話は苦手だな~と思って見ていたのだが、次第に彼女の頑張りにすっかり応援したい気持ちになった。相手にとって何の得もないことをお願いして回ることは相当なストレスだろう。
自分も漫画連載が終わって2巻まで発売されているのに、その売り上げが悲惨すぎるせいで3巻が発売される予定がない。出版社としては商売でやっているので赤字が確定している状況で3巻を出しても意味がない。しかし、2巻まで買ってくださっている読者さんをないがしろにしていいのかという問題もある。自分としてはどう交渉したらいいのか分からず、何もしないまま時間が経過している。一応言うだけでも何か方策を伝えるべきであることは分かっている。この映画で、サンドラが何もしないまま月曜日を迎えていたら、ただ解雇されてボーナスが支給されただけだったろう。投票は過半数に及ばなかったにせよ、社長や班長みたな人に一矢むくいることができたし、それ以上にサンドラのあの胸を張って会社を出ていく姿が素晴らしかった。自分もメールを1通出すだけでも何か行動を起こそうと強く思った。そんな背中を押してくれる映画だった。
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