「『ナルド』なるほど」皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇 いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
『ナルド』なるほど
時代即誤も甚だしいっていう考えは日本に住んでいるからの発想なんだと思い知らされる暴風な日の鑑賞でした。
陽気な曲調と好戦的な詞の内容のギャップそのものがこの映画の主題を表現している。
まるで地獄と天国の境がこの世にあるとすれば、それはこのアメリカとメキシコの国境のことなのだろう。
多分、この戦争はずっと終わらない。もし終わるとすればそれは外圧でしか解決しない。
絶望と諦観、この世の縮図がここにある。
個人的にはもっと救われないカットが欲しかった。
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