「見応えある重厚な演技、青年将校の狂気」日本のいちばん長い日 月野沙漠さんの映画レビュー(感想・評価)
見応えある重厚な演技、青年将校の狂気
2015/08/17、TOHOシネマズららぽーと横浜で鑑賞。
戦争は始めるのは簡単で終わらせるのは難しいとは聞きますが、本当にそうですね。特に陸軍はメンツや国体にこだわり、最後まで本土決戦で勝つつもりでいたのだから恐ろしい。
また、若い兵士というと戦争の犠牲者というイメージがあるが、この映画に出てくる青年将校たちはまだ少年と言ってもいいくらい若いのに国民総玉砕してでも日本民族の誇りを守るべきとか言っていて、更に狂気が増している。若い将校を演じていた俳優さんたちもみな精悍で、いまどきの若者に見えないくらい鬼気迫る演技をしていたと思います。
モックンの天皇だけは浮いてたかなあ、なんか若いんだよね。もう少し線の細い人のほうが良かったかも。
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