「愛国心とは何か」日本のいちばん長い日 113/cocoroさんの映画レビュー(感想・評価)
愛国心とは何か
今日、会社帰りに観てきました。
日本近代史、戦後史に興味があるので、それなりに理解し観賞できました。
本当の愛国心とは何かを、充分表現していました。重厚で、素晴らしい映画でした。
戦争を終わらせるのは容易でなかったですが、あのタイミングでなければもっと大変なことになったと思います。
終戦間近、米軍機の編隊が機銃掃射で列車や輸送船、民間人を攻撃する映像を見たことがあります…映画には、まさにそのようなシーンもありました。もしあの時戦争が終わってなければ、米軍による上陸作戦で私の故郷は蹂躙されていただろうと思います。
先日、NHK ドキュメンタリー「"終戦" 知られざる7日間」を観たのですが
玉音放送後も国内外で徹底抗戦を訴える部隊が多く、鎮圧に時間がかかったとありました。
自由主義に触れる機会の少なかった軍人たちは皇国史観に考えを頼るしかなかったのでしょうか。
畑中健二少佐の決起にしても、国を思う気持ちがあったとはいえ、自己陶酔にしか見えません。本当の愛国心とは違うように思います。
原作を読んでいないので、近いうちに読もうと思います。
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