怒りのレビュー・感想・評価
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今年見た中で一番面白かった!
自分や大事な人が傷つかないために、つい人を疑ってしまう。そんな中で、大切な人を信じ抜くことって難しいし、尊い。
でも、「信じる=正しい」ではなくて。信じられなかったことで失う悲しみ。信じていたからこそ裏切られた時の悔しさ。両方ありえるから、人間って難しいんだなぁと。
そういう矛盾がうまく描かれていた映画でした。
人を信じるということ。
吉田修一の原作が出版されたときから注目していて、ボヤボヤしているうちに、李相日監督が映画化すると発表され、文庫化となり、読み始めたらキャストが発表された。
原作は非常に素晴らしかった。ただ映画にするには難しい題材であるとは感じていた。
そして出来上がった作品は、原作の精神を微塵も変えることなく目の前に提示された。
人を信じることがいかに難しいか。
愛子(宮﨑あおい)の慟哭、優馬(妻夫木聡)の涙がそのことを物語っている。
そして泉(広瀬すず)の怒り。
物語もさることながら、映像も美しく、李相日の映画作家としてのひとつの到達点かもしれない。
役者陣は先にあげた3人がよかった。もちろんみんなよかった。
力のある原作と、それにみあう才能が結集すれば、力のある作品ができる。
日本映画のひとつの目指す道である。
キャストが豪華すぎる!
演技と音楽
この構成に不快感を覚えざるを得ない
心かき乱された。
それぞれの怒り…
宮崎あおいはうまい役者さんですね
好きな俳優さんばかりです
いろんな人のいろんな怒り
一家殺人事件の容疑者と同じ特徴をもつ3人の男たちにまつわる群像劇。誰が犯人か分からないため、観客は終始疑いの目で3人を見る事を強いられる。疑いの目で見ると、どいつも怪しく危険に見えてくる。登場人物達と同じく、人を信じることの難しさを体感できるだろう。
タイトルの通り「怒り」がテーマだが、怒りといっても色々ある。静かな怒り、激しい怒り、悲しい怒り、憎い怒り、他者への怒り、自分への怒り、社会への怒り。この映画には様々な怒りが出てくる。
他者の怒りは想像はできても理解はできない。怒りという感情一つとっても理解できないのに、他者を理解するなんてのはもはや不可能だろう。だからこそ、信じたい信じられたいと思うのかもしれない。
千葉の寂れた漁港と、息をのむほど美しい沖縄の海の対比もよかったです。冒頭から見る者を惹きつける力を感じ、開始5分くらいでこの映画絶対面白いだろうと思いました。豪華俳優陣の文字どおり体を張った演技も必見です。
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