怒りのレビュー・感想・評価
全550件中、441~460件目を表示
切なすぎる。不気味さの中で紡がれる、それぞれの人間模様の結末。
【賛否両論チェック】
賛:3つの場所を舞台に、殺人犯かも知れない男達が、周りの人々の心の支えになっていく様が印象的。犯人が分からないサスペンス要素に加え、深い人間ドラマとしても観られる。
否:真相は意外とあっけない感がある。殺害シーンや女性に乱暴するシーン等もあるので、苦手な人には向かない。
3人の怪しい男達のうちで、果たして誰が真犯人なのか。それぞれにどこか陰のある容疑者達を、松山ケンイチさん・綾野剛さん・森山未來さんが好演していらっしゃいます。全く読めない真実に、物語の背後に横たわる不気味さも相まって、ハラハラさせられる良質なサスペンスです。
同時に、登場人物達それぞれが抱える深刻な事情にスポットが当てられ、その悩みに容疑者である男達がそっと寄り添う様子も、また物語を切ないものにしています。
「自分の大切な人を信じたい・・・」
という気持ちに、真相の光が当てられた時、三者三様の物語の結末に、思わず深く考えさせられてしまいます。
思わず目を背けたくなるようなシーンもあり、勿論軽い気持ちで観られる作品ではありませんが、サスペンスとしても人間ドラマとしても重厚な1本ですので、是非ご覧になってみて下さい。
人って...
人を信じることの難しさ、信じてもらう努力の難しさ、大切な人の守り方、大切だと気づく時間の違い、大切だった人を失なう辛さを痛感した。
あと、その人にとっては親切を示したつもりでも、見下されているように思う時ってあるなぁと思い出した!
でも、人を傷つけちゃダメだよね。
分かっているけど、とっさに感情をコントロールするのは大変で、誰もが真剣に向き合わなくてはいけない題材だと思った。
少しでも希望のあるラストでホッとした。
原作を読んでみたくなりました!
超豪華俳優陣は凄かった!
特定の俳優さんのファンの方、貴重な時間とお金を使ってイヤーな気分になりたい方にはお勧め。
映画に何を求めるかは人それぞれですが、感動や興奮は全く無い映画です。
ただ、役者さんの演技は本当に素晴らしかった。
いろんな怒り
初めはまず、なぜ犯人が「怒」という文字を残したのか
そしてなにに「怒」ったのか
そんなところから引き込まれていきました。
そして3つのストーリーが、事件の犯人の指名手配をきっかけに転がっていきます。
しかしこの映画ではいろんな種類の怒りが生まれていきます。
その怒りの中には必ず誰かが、そしてだれもが1つは身に覚えのある「怒」が見つかるようになっています。
どれかに共感して怒りながら泣いてしまう
そんな映画でした。
ぜひ見てみてください。
信じることの容易さ、難しさ 信じたからこそ、信じていたからこその怒...
信じることの容易さ、難しさ
信じたからこそ、信じていたからこその怒り
それがこのタイトルなんだと思いました。
内容はとてもつらいですが、観て損はありません!!
圧倒された。久しぶりにガツンとくる邦画。
…すごい映画でした。
渡辺謙、宮崎あおい、広瀬すず、森山未来、
松山ケンイチ、妻夫木聡、綾野剛。
みな主役級のスターばかりの中で、それぞれが物凄い存在感放ってます。圧倒されます。
こんなに心震えた邦画は、今までないかも。
ある残虐な殺人事件の犯人は誰か?
というのが軸になって
・漁師町の渡辺謙さんと宮崎あおいちゃん親子と松山ケンイチ
・東京の妻夫木聡と綾野剛の2人
・沖縄を舞台とした広瀬すずちゃんとその男友達と関わる森山未来の3人
3本のストーリーが同時進行。
この中に容疑者がいるわけですが、
私は最後までわからなかった。
怒りとは
犯人の心の闇だけでなく
登場人物全てが心に抱える心の闇を指しているのですね。
他人への不信感だったり
不遇や親への恨みだったり
または自分への強い嫌悪感だったり
どうしようもない無力感だったり
その描写が、ただの怒りではなく
深い悲しみを伴うものばかりで
だからこそ胸を打つ。
きっと登場人物の誰かの悲しみが、自分の悲しみとリンクするはず。
生きていれば、心の濁った部分も当然、みんなあるのですから…
謙さんはさすがの重厚感。この役が謙さんで良かった。作品に一気に迫がつく。
あおいちゃんは風変わりでとてつもなくピュアで実に危なっかしい。ベテランの域。
松山ケンイチはのっけから威圧感すごい。
妻夫木くんのラストには泣かされた。上手い。ほんとに上手い。
綾野剛のあの儚さ、何⁈ あの色気、何⁈
この人何でもできるんだな… すごい俳優だ…
森山未来もすごい。まさに鬼才。
そして最後に、すずちゃん。
すずちゃんの役柄はほんとに胸が痛む。
でも、とてもつらいけど、彼女の芯の強さを感じるラスト。何とも言えないラスト。
(沖縄、大丈夫なのか…)
すずちゃん、この映画で一歩オトナになりました。
支離滅裂ですみません。
邦画に少し偏見のある私なんですが
今回だけは参りました!
これはすごい映画。ぜひ映画館で。
心が痛い
信頼、疑り、思い込み、裏切り、誤解、自己嫌悪、悲しみ
怒りは他人に向けるだけではなく、自分自身への怒りもある。
それは切なく悲しい。
見てるこちらも 同じ様に信頼し、疑い、思い込み、自己嫌悪になり、心を痛める。
実生活においても、思い込みは誤解がほとんどだったりするもんだ。
相手に非が無くとも、勝手に悪者にしてしまう。
どこで情報を得たのか?おそらくレイプシーン目当てに来たであろう、青年グループ。
そのシーンが終ると、退席。
これも思い込みですけどね。。
勝手に思い込みで決めつけるのは良くないですね。
苦しくて切なくて悲しくて吐きそう
誰かを信じたくても信じれない自分を重ねて、
苦しくて切なくて悲しくて吐きそうになりながらみました。
腕に爪が食い込みました。
もう3回見ましたが、是非みなさんも見て下さい。
確かにすごく重い映画です。
ただそれぞれの人が必ず持ち帰るものがあるとおもいます。
俳優陣の覚悟を感じた映画
原作小説は読まず予備知識無しで鑑賞。
決して見やすくはないが、凄みを感じさせる映画でした。
豪華俳優陣それぞれがイメージを覆す圧倒的な演技で、特に宮崎あおいの醸し出す危うい雰囲気は正直、「大丈夫?」と
心配になるほど。
個人的には、沖縄編で広瀬すずの友達の男の子がMVPかな。観ていて心が苦しくなるような真に迫る「怒り」を感じさせる演技です。
3本の映画を同時に観てる感じ
そりゃ主役級の俳優をこれだけゴロゴロ連れて来れば見応えも説得力も抜群ですよね。タツヤ役の人も、最初はチョイ役かと思ったけど、あの中にあってすごく頑張ってた。オチについては、もっと別の形を予想というか期待してたので意外に普通だった。SEで繋ぐカットの切り替わりが印象的で、全く別々の物語が進行してるのに同期してる感じがうまかったと思う。
「怒り」だけじゃない
急に現れた素性の知らない男を中心にする、交わることのない、3つのストーリー。
登場人物それぞれに人間味があって、さすが演技派、といった感じ。でもいまいち感情移入できなかった。みんな怒りだけじゃない、信頼、不安、虚しさ、愛、ふがいなさ、悔しさ、わけのわからなさ、たくさんの感情が映画の中に溢れてた。
なにも知らない人間をどうして信じるのか、信じられるのか、その「信用」が人を救うこともあるし、その「信用」で人が殺されることもある。おおお重たい。
ただ観終わったあとに、ああいい映画観たわあって感じではなかった。そういう映画なんだろうけど。見応えはあった。
凄くて、素晴しい!!
この映画、凄いです!!
豪華な役者さん揃いなんだけど、それぞれが素晴らしい演技をしてます。
清純派女優の「広瀬すずちゃん」が、あんな役をするなんて衝撃でした。
終盤には大粒の涙が溢れることでしょう。
ここ最近観た映画で、一番良かったなぁ〜。
見入ってしまって、140分があっという間でした。
明るい話ではないけれど、是非見て欲しい作品。
期待通りの充実作
予告篇を何度か観る度に期待が膨らむ一方でした。原作を前以て読みましたが、やはり今作は原作を読んだ上で観た方が良いと思います。2時間を超える長作でありながらも俳優陣の演技と坂本龍一の音楽、3つの物語が絶妙にシンクロして行く様を満喫しました。
全550件中、441~460件目を表示