「これはひどい」怒り milutanさんの映画レビュー(感想・評価)
これはひどい
原作は知らないが、市橋達也著書の「逮捕されるまで」を読んでこの映画が市橋の事件をヒントに作られたということを知って興味を持ち、鑑賞。
3つのストーリーが入り混じってるので、途中からこれどうやってひとつのストーリーに繋げるんだ⁈と思っていたが、まさかの繋がらずに終了した。
指名手配の綾野剛の画像も明らかに森山未來には見えないし、3つのホクロなど伏線を張るだけ張っといて回収しない。
整形したことがわかりました!とテレビ報道で松山ケンイチを流すが、結局松山は何の関係もない。お粗末すぎる演出は指摘し出したらキリがない。
指名手配のポスターやホクロや整形逃亡、沖縄滞在など、市橋の事件をモデルにするならストーリーを同じにしてプラスで人間関係を描いた方がマシだったのでは。
豪華な俳優陣で、綾野剛と妻夫木はゲイが苦手な自分でも不快感なく、むしろ幸せになってほしいとすら思ったし、宮崎あおいは個人的にあまり好きではないが悲壮感漂う演技が素晴らしいと思った。
ただ高畑充希は突然出てきて「感じの悪い女」という印象しかなく、せっかくの演技派女優なのに生かしきれてないと感じた。
星は俳優陣がよかったので2にしますが、ストーリーは1未満という感想でした。
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