「孤独の闇を描く群像劇」怒り Nakashinさんの映画レビュー(感想・評価)
孤独の闇を描く群像劇
吉田修一の原作小説を読んで気になったので観た。未解決の殺人事件が起きて1年後、沖縄、千葉、東京に前歴不詳の若者が現れる。周囲はもしかして?と疑いをもち動揺する。他人を信用するかどうかの瀬戸際で揺れる心情を描く。
最後は狂気がさらけ出される結末。都会と地方、沖縄と3つの風景とのシンクロもあって深みのある作品。こういうミステリアスで誰が信用できるのかわからないような群像劇は好み。
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