劇場公開日 2016年9月17日

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「テーマは「悪人」と同じ」怒り クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5テーマは「悪人」と同じ

2018年5月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

事件が起こって、身元不詳の3人の男が現れて、さあ誰が犯人なのかなー、というサスペンス要素が強いですが、犯人じゃなかった人に対して、或いは犯人だった人に対しても、どこまで信じてあげられたのか、自分は正しかったのか、各人物に自問自答を投げかけるのがメインテーマ。
観客は、どのパートの誰に感情移入しても、そのメインテーマにぶち当たる様に出来ている。そして、自分に対して起こる怒りなのか、相手に対する怒りなのか、感じ方は様々。

妻夫木パートが今の自分からかけ離れてる分、一番興味津々で観てたけど、泣かせる演出が良く出来ていた。

渡辺パートは、父親として少し弱すぎで、世界のワタナベを持て余してる。娘の宮崎あおいもセリフが少なくて残念。

広瀬パートが、まさかの展開が多く、衝撃大。

長尺でも気にならない程、飽きさせない展開で面白かった。苦言を呈せば、千葉から軽井沢まで軽トラで一晩で往復したらシンド過ぎるのと、怪しい3人のうち、森山の心情の動きが分かりづらいのが、少し引っかかった。

クリストフ