「小説の方がいいかも。」怒り レインオさんの映画レビュー(感想・評価)
小説の方がいいかも。
よくこのようにまとまったなあと...
物語に三つの線があって映像化するとかなりのカット量が必要だ。全体的によく主旨を伝えたが、やはり断片がいっぱい散らかっちゃって...
三つの物語のバランスを保つにも十分工夫してない感じ。
なんだか妻夫木聡と綾野剛の部分は弱いなあー
人の目を引くが、なんだか話が単純すぎて進展もあんまりなくて終わった。。
よくそんなたくさんの豪華な俳優がそこまで演じきったが、こういう映画になるとただ演技と脚本の元の小説を資本にしているような感じ。
これを見たら小説を見たくなると逆に本の宣伝になることが多いだろう。
決して批判をしているわけでもないが、日本ってこにように小説の映画化に夢中することが多い!と感心しただけ。三つの物語自体は決して複雑な限りでもないのに、映像で伝達するとむしろややこしいことになっている。
全体的にいいが結局人にとって印象深い作品になっているかどうか....
物語の叙述だよねー
いい俳優使って、初めて見る人ならゲイの話とか結構物語に注目して犯人を推測するだろうし、小説読んだ人ならその人物は本にあっているかどうかで評価するだろう。
だから小説のままの方がいいかも。
映像化に向かない作品もきっとあるだろうし。
あと主演はなぜ渡部謙なんだろう。
一番印象に残るのはやはり宮崎あおいと妻夫木聡だったー
広瀬すずもいいがそんなに演技が評判になったのはよく分からない。
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