「3つのストーリーで深みを増していく」怒り パセリさんの映画レビュー(感想・評価)
3つのストーリーで深みを増していく
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原作は未読でしたが、最後まで誰が犯人なのか分からない非常に丁寧な作りだったように思います。
事件を軸に別の物語が進行し、ストーリーが繋がることはないのですが、怒りという一点で物語がリンクします。一つの事件に対して様々な側面からスポットを当てることで様々な感情が溢れて素晴らしい作品だったと思います。特に最後一度信じた人をあるきっかけから報道を見てその人を信じられなくなってしまう姿、そしてそれを後に後悔し自らに怒りをぶつけるシーンは涙が出ました。最後の展開は唯一の救いでした。
とにかく俳優陣は豪華。そして模写はえげつなくやるせないシーンばかり。妻夫木くんのゲイ役そして社会では普通に生活し苦悩する姿が、つらかった。後すずちゃんは体当たりでよかった。森山未來のイカれた怪演も。
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