「怒り」怒り ハルさんの映画レビュー(感想・評価)
怒り
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くるしい
もう犯人どうのこうのじゃないです
原作未読でしたが、原作を我慢して良かった。引き込まれながら犯人もわからないまま見続け、疑い続け、後半の怒涛の信じる、信じない、それぞれ3つの展開に胸が苦しくなりました
役者さんたちがすごい。みんなすごい。
特に沖縄。
森山未來は本当に優しくて、かっこよくていいお兄さんから本当に救いようもない怖い人になっていた。
たつやくんを演じた子。この映画のPRには主要キャスト7人が全面に押し出されていたが実はこのたつやくんが主人公なのではないかと思うくらい、この映画の核。この子の泉を守りたいと思う気持ちと田中を信じる気持ちが強い。悲しい切ない苦しい。
そして広瀬すず。3つのそれぞれの話が明らかになった後、島に行って叫ぶシーン。思い出すだけで苦しいし、全身に鳥肌がたつ。
少しだけでてくる、刑事役の三浦さん、高畑充希もよかった、あと事件の犯人を知る取り調べされている男も不気味だった。
ずっしりくるしい、
自分と重なるところなんて何もないけど、本当にくるしかった。だけど見て良かった。
田中の登場シーン、軍の飛行機の音が大きくて、こわくて、すべて物語ってたな、と。
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