「大切なものが多すぎる」怒り くりさんの映画レビュー(感想・評価)
大切なものが多すぎる
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皆さんのコメントと評価が高かったので
興味が出て観にいきました。
3つのストーリーで構成されたお話です。そのどこかに犯人がいます。最後までわかりませんでした。
東京編 綾野剛 BL
沖縄編 森山未來 米兵レイプ
千葉編 松山ケンイチ 精神弱
それぞれに現代日本のかかえる闇や現実を突きつけられます。
私は
東京編に凄く引き込まれて、こころに残った映像やセリフが沢山ありました。
なかでも2つが印象的。
①大切なものが多すぎる人は本当に大切なものに気付かない。
これには、純粋にやられました。
本当に大切なものをうしなわないように
自分自身をみなおさないとだめだ。
②一緒に墓に入るか?
という問いかけにその時は流してて、
最後に一緒は難しいけど隣ならいいよね。というやりとり。
こころにを通わせた相手といつまでも寄り添うよという告白。
そういう相手に出逢えたら、
その人の生涯はいつ終わってもいいんだろうな。
全体としては
深くささるメッセージや名優に身をゆだねる時間がつづくので、お得感は満点なんだけど
視点と思考が分散するので後を引く余韻にあまり浸れませんでした。
「怒り」というキーワードがなにか違和感があって、3ストーリーの共通ワードなのかな?
「許し」「後悔」「衝動」
ならしっくりくるけど
好みの問題かな。
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