劇場公開日 2016年9月17日

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「3つの話」怒り Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)

3.53つの話

2016年9月17日
フィーチャーフォンから投稿

悲しい

興奮

小湊の漁港職員の娘と恋をする港でバイトをする男、沖縄の無人島で高校生カップルの前に現れたバックパッカー、都内で知り合ったゲイハカップルのネコ、という八王子の一家惨殺事件の逃亡犯とそれに似ている計3人の3人男達の話。
犯人探しのサスペンスではない。

終盤まで犯人探しは始まらず犯人と疑われることもないけれど、男達の不穏な様子と犯人がわからないという状況で起こる出来事がハラハラドキドキを募らせる。
答え合わせの犯人探しが始まっても、それはそれで又ハラハラドキドキ。

3つの話が交差することはなくそれぞれ違うテイストのラストが待っており、哀しさ、切なさ、暖かさ、憤り、モヤモヤの入りまじった何とも言えない作品だった。

Bacchus