「ミステリーからアクションに」名探偵コナン 業火の向日葵 hino kenさんの映画レビュー(感想・評価)
ミステリーからアクションに
クリックして本文を読む
犯人の動機や推理の面では、やや雑な作り方をしているなと感じました。まあ、近年のコナン映画はそういう傾向になってきており、小さな子供にも楽しめるアクション映画としてはよかったと思います。キッドはこれまで映画に5作品登場しましたが、今回が一番登場場面もコナンとの絡みも多く、好きな人には最高だったと思います。アクションでは一角獣の馬鹿力はもはやネタと化しました。キッドのハンググライダーの上昇の異常さなど他にも目立つところがあり、ミステリーとしての穴を無理やり埋めている感じが拭えませんでした。映画ならではのクオリティでしょうが、もう少しリアリティーを追求してもいいのではと。これまで厳しいことを書きましたが、来年は20周年。兄貴が有能だということを見せてくれるはず。期待して待ちたいと思います。そして映画でアクションに傾いた分、原作では頭を悩ませ、キャラの良さを引き出し、組織編を進ませて、ドキドキの展開を待ってます。
コメントする