劇場版 境界の彼方 I'LL BE HERE 未来篇のレビュー・感想・評価
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イマイチです
ライトノベル原作のTVアニメの劇場版2部作の後編。
前編がTVシリーズの総集編だったのに対し、こちらは完全新作。
1年後の物語が展開される。
闘い終わり、平穏な日常が戻る筈だったが…、
前編のラストで記憶を失った未来。
自分が異界士である事も秋人との関係も忘れてしまった未来。気付いた時、目の前で悲しげな顔の秋人が気になって仕方ない。
秋人は未来を傷付けまいと、彼女から距離を置く…。
そんな時、妖夢でも傀儡でもない異形の怪物と謎のフードの男が現れる。
再び、未来と秋人は事件と運命の渦中へ…。
ダイジェスト的で初見者には把握しづらかった前編に比べ、後編は一応ちゃんと物語が展開。
TVシリーズのファンには賛否あるようだが、一本の物語としてはそこそこ入っていけた。
謎めいたダークファンタジーやアクションより、未来と秋人のラブストーリーとなっている。
しかしやはり、どうも最後まで面白さを感じる事が出来なかった。
ダイジェスト的な前編で作品世界の設定などが不明瞭なまま見たせいか、所々分からず、用語も時々ハテナ。
作品が悪いんじゃない。ほとんど興味無くただ見た自分が悪いだけ。
…と、言いたい所だが、そもそもこの作品とは合わなかったのかもしれない。
京都アニメーションはやはり、『涼宮ハルヒ』や『けいおん!』のような作品が好き。
本作のような作品はProduction I.G向きだと思う。
総じて、「イマイチです」。
守りたいから"突き放す"、突き放すゆえ膨らむ"想い"。作品自体が張り裂けるほど二人の気持ちを叫んでました。
新キャラクターの投入をせず(いることはいるんですが、外部でなくて身内ですし)、既存キャラで収めてしまったところは正直頂けませんが、完成度はその欠点を考慮しても高いです。恥ずかしいこと書きますが、アバン時点で泣きかけましたし。
TVシリーズも『過去編』もとにかく涙を流しました。中でも秋人君と別れてたった一人“境界の彼方”へ挑んでいく未来ちゃんと、それを知って制止も振り切り、彼女の元へ走る秋人君。そこで流れる茅原さんのOP曲『境界の彼方』。このコンボがTVアニメ版『ジョジョ』1期最終回級!!ボロボロ涙は流しましたし、胸が一気に熱くなったし、とにかく二人が幸せになってくれって祈りましたよ。
そんなどっぷり感情移入した矢先の『過去編』ラスト。一応ネタバレぶっこむので、見てない方にはすいませんが、秋人君と過ごした記憶を未来ちゃんは失います。TVシリーズは再会を果たせたところで終わりましたし、ハッピーエンドと思っていた先がまさかのバッドですよ…。もう感情乱高下でどんよりしながら帰りましたね(苦笑)
ここで本題の『未来編』です。今まで描いてきた話が“ジレンマに苦しみながらも、惹かれあってく二人”でしたが、『未来編』は“惹かれあうゆえすれ違ってく”物語です。なので映画の基本トーンは重く悲しく痛切です。しかもとにかく速いテンポで(僕的にはベッソンの『96時間』よりも速いよ)、バトルもドラマも進んでいきます。大体この手の悲恋ものって流れは速くない気がしますが、ここではもうとにかく速い。立ち止まってる暇ないくらい(並みのアクション映画よりもおそらく速いんじゃないかな)。
でも映画は一度たりとも悲恋をまったく外しません。それどころか速いテンポが一層悲恋を盛り上げます。その最たる理由はやはり未来ちゃんと秋人君です。お互い異形の側にあり、孤独が日常だった二人は痛ましいほど純粋で、傷だらけで打ちのめられても、誰を恨まず必死に生きて、ただ誰かに“愛されたくて”、“愛したい”を求めてます。それがさっそく『未来編』始めで激流ばりに来ますから、もう目が潤んでばっかで困ってしまいましたね。イイ子ですもん!この二人が!!
正直僕は京アニ作品で泣いたことはなかったです。『映画 けいおん』の“プレゼントシーン”は温かい気持ちになったし、『たまこラブストーリー』の“告白の返事”も良かったです。でも涙が込み上げたのは『境界の彼方』が最初でした。それは前述したように二人がとにかく必死だからです。
勿論他のキャラクターも魅力的で輝いてますが(主役二人以外だったら、シスコン兄貴が光ってましたね。必死に背伸びするところとか、衰えない変態ぶりとかw)、どうしても未来ちゃんと秋人君に行っちゃいますね!!初々しく手を繋いで、未来ちゃんの“好きです”台詞。あんなラストで〆ちゃうなんて、石立監督ズルいですわ(笑)
ファンとしては後日譚の続編やってほしいですが、ここまで綺麗な幕引きだと、叶うのは無理でしょうね。TVシリーズのBlu-rayを揃えても一度味わいますか!!
あ、でも出来ることなら、続編あると嬉しいです(笑)
締めがちょっと足りない
なかなか
作品のタイトルに込められた意味がよく分かった!
「境界の彼方」という作品は、TVシリーズから始まり、劇場版の過去編と今回の未来編で完結となりました。
今回の未来編を鑑賞してみると、作品のタイトルにある「I'll BE HERE」という言葉の意味が分かり、その言葉の意味を作品のストーリーを思い返しながら考えるととても感慨深いものである事がよく分かります。
この作品によって、心で通じ合える人間関係が大切であるということを感じさせられました。
未来編を見て
博臣を好きになる映画
脚本力不足
まさか⁉️
ゴチャゴチャ
最高でした!!
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