屍者の帝国のレビュー・感想・評価
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さてさて、観てきました『死者の帝国』
熱狂的な支持を得る作品!
評判通り、殆ど満席でした。
作品自体は原作を知ってれば、より楽しめる内容でした、懸念してた映像化も音楽・絵・声優、共にとても良く世界観を壊してないので入り込むことが出来ました。
フライデーが作中で鍵を握っているだけあって描き方がよく、アフターでは映えていました。
作品の意図とはズレるかもしれませんが考えさせられるないようでした。特に人としての愛憎や存在証明など
後は行き先…かな
原作を読んでいなかったのもあって私はとても楽しめました。まず映像が...
原作を読んでいなかったのもあって私はとても楽しめました。まず映像がとても綺麗でそこだけでも圧倒されると思います。また内容としてはなかなか難しいものでしたが『魂の重さは21グラム』と言う言葉がとても刺さり、私はまだ17歳なのですが改めて生とは何かと考えさせられました。主題歌の「Door」も映画の雰囲気にとても合っていて良かったと思います。
私が楽しめたのはおそらく原作を読まずに映画を観たためだと思うのでこれから原作を読んで観るつもりの方は先に映画を観てからの方をお勧めします。
フランケンシュタインをベースにした屍者が普通に居る世界の設定で、2...
フランケンシュタインをベースにした屍者が普通に居る世界の設定で、21gの魂の謎を解く話。良質の引き込まれるSFをアニメ描いていて凄く魅力的だった。CG投資金がもっと有ればもっと良いものに成ったな。
まぁたしかに難しい
難しいし原作改変あるし後半詰め込んじゃうしなかなかな映画でした
面白いですけどね
こりゃ名作だと諸手を挙げて絶賛というわけにはいきません
どうしても最後まで観終わってからモヤモヤが残ります
面白いですけどね(二度目)
原作読まずにいればよかったかもですね
読んでなかったら純粋に楽しめたと思います
逆に読んでない人は読む前に映画を見るべきだと思います
まだ2作残ってるためなんともいえませんが
映画でやるよりも3作を2クールくらいのTVシリーズでやればもう少し丁寧に作られたように思います
1作7話くらいにすればちょうどよかったのでは…?
資金とか様々な都合があるとは思いますが
合作
難しかった………。SFものなんて滅多に観ないし、ましてや近年アニメであっただろうか(ノイタミナはよくやるか)。SFなのかファンタジーなのかの境目が曖昧な作品だった。しかし、キャラは非常に魅力的で残酷すぎる展開も非常に好みだった。
ラストに立て続けに解らない展開があり、参ってしまったので本を読んで整理したいと思う。ただ、少し設定が違っていると聞いているので、今から少しヒヤヒヤしている。
少し残念でした
私は原作の内容がとても好きだったので、映画を見終わって色々と残念な気持ちになりました。
内容的には原作の小説とは異なり、部分的に改変し2時間のアニメに仕上げた感じでしたが、原作がの内容が好きだった私は話の流れが変わってしまった所が残念だと思ったところです。
それ以外にもかなり変わってしまっている点が多くあったと思います。
内容的には残念に思うところは多かったですが、映像としての点はすごくきれいに出来ていて、そこは楽しむことが出来ました。
CGの部分はツイッターでも紹介していましたがきれいでした。
そういえば漫画版は映画の内容に近いようでしたね。
色々と書きましたが、内容としては私は残念に思うところが多かったです。オリジナルアニメとしてみたら映像もきれいだったので楽しめたのではないかと思います。
最後に原作のプロローグ部分のアニメが無かったのが一番残念に思いました。ですが映画の内容的には仕方の無いことだと思います。
他の2作にも期待して待ちたいと思います。
生者とは❓ 屍者とは❓
夜勤明けに「眠いぃぃ〜」と思いつつ観に。
が❗️
先ずは、画のキレイさに嬉しくなり…
次は、面白さに 目も、頭も、スッキリ*\(^o^)/*
確かに。
涙も、笑いも、これでもかぁ!な感動も無い…
(って、フライデーがワトソンに“合図”を送ったトコはチョット感動〜と言うか、やったぁ〜!と嬉しくなったケド)
だが、しかし。
人間の本質に迫るテーマを、独自の解釈で綴るストーリーは、展開のアップテンポさも合わさり、スクリーンから目が離せない!!
そして、深く考えさせられる。
生者とは❓
屍者とは❓
人間のエゴとは❓
ただ…ラスト間際。
ワトソンが自身を実験体にするトコロが唐突で難解だったので、原作を読んでから、もう一度観に行きますV(^_^)V
ワトソンとシャーロック
最初はちょっと面白い子って思ったけど、後半伸び悩みやしたね〜〜
そんなに面白くなかったです。
最後ワトソンはどうしたんでしょう?
うむむ
原作を読んでいないので、単純に映画を見ての感想ですが、私の頭が足りないせいなのですが難しかったです、、、。絵はやはりとても綺麗で見てて楽しめると思います。最後はちょっと、もやもやしました。あとギルティクラウンに似てるなって部分もいくつか。
細谷さんの声は相変わらずいい声です?
1.大胆に且つ美しく改変
個人的に伊藤計劃の本が好きで「Project itoh」の3作は読んでいるのでそこをふまえてのレビューとする。
伊藤計劃が序文を書き、伊藤計劃亡き後に盟友である円城塔が引き継いで執筆したのが本作『屍者の帝国』。
原作の内容がボリュームがあり、中身も濃いので多少の改変は仕方がないがそれにしても小奇麗になりすぎていた感が否めない。現代のハリウッド映画のように整ってはいるが個性がなく単調でメッセージ性に欠ける作りのよう。
具体的にはワトソンとフライデーを友人設定にすることで2人の関係性を軸にストーリーを構成していくことで関係図も一気にコンパクトになり、映画として綺麗にまとめられたのは良かった。
Mという悪役を立て、さらにザ・ワンを花嫁を復活させるために何でもするマジキチ設定にするのもワトソンが自分の罪を贖罪するために倒すという映画の流れとして良かったがその後のワトソンが自分自身を実験体にするというシーンの説得力が薄くなった印象がした。悪を倒した爽快感が漂うシーンから一転してワトソンが魂の在処を自ら確かめるというのはシーンの流れとして唐突すぎて置いてきぼりを食らってしまった。原作の屍者化やXの正体も分からなかったので自分で確かめるという流れだと納得がいくがここが惜しかった。
映像のクオリティに関していえば流石wit。作画は綺麗だし、進撃のCGで培った技術は屍者のCGで確実に役立っている。動きがクソキモイw
マングローブも潰れ、虐殺器官が公開日変更になり、出だしから荒れる「Project itoh」だが、今後も目が離せない。
期待してたんだ
映画そのものが「未来に死を上書きされた生者」であり、Project Itoとして起動した映画作品が屍者に過ぎないことを示す。そう感じてしまえたことが実に悲しかった。
上っ面の話の筋には一応破綻はない。けれども、消費されるだけの脚本でしかない。
この脚本は果たして映画が映画としての価値を持つための結果だったのだろうか。
原作とは別個に映画としての存在を示せるわけでなく、この半端な原作との解離に虚しさを感じてしまった。
観賞前、映画を観ての円城氏の言葉をどちらの意味にとるべきか判別がつかなかった。
皮肉な意にとる自分の根性が悪いのだと思いたかったのだが…。
「魂」を通して
全般的に評価はイマイチの様子ですが、僕はとてもいい映画だと思いました。
作品は「魂」といった曖昧な概念を通して「生」と「死」などといったについて問いかけたものとなっています。全般的に重くグロめの描写が多いのでそういうのが嫌な人は見ない方がいいかもしれませんが、その描写もあるメッセージを込めた上でのその描写であると思います。
評価は完璧な作品ではないですけどとてもよかったので4.5とさせていただきます。
歴史的背景を舞台にしたファンタジー
絵がよく作り込まれているなぁと感心しました。近代という時代を見事に別世界へと仕立て上げていたその絵づくりに魅了されました。
話は、正直、分かりづらかったという印象です。ついていけないところが多々ありましたが、そうなることを折り込み済みといった感じで、どんどんストーリーが展開していって、すべてを把握しきれなくとも、雰囲気で十分堪能できる作品です。
テーマが重いので、かなり気持ちがどんよりとしてしまいます。
アニメーションという理由からなのか、都合の良さも多々感じます。
内容がそうさせるのかどうか分かりませんが、感動も悲しみも恐怖なども、いかなる感情もわき起こらなかった気がします。常にニュートラルに観賞していたような感じです。
難しい。死者に問われる、生きていくことの意義。
【賛否両論チェック】
賛:生と死が曖昧な世界で、生きる意味や存在する意義について、改めて考えさせられる。その中での主人公の奮闘も感慨深いものがある。
否:お話としてはかなり難しくて荒唐無稽なので、ラストのシーンなんかは好みがはっきりと分かれそう。グロシーンも多数あり。
死者を蘇らせて使役するという、まさに生と死の境が曖昧になった世界観の中で、「生きていくことの意義」について、深く問われる内容が印象的です。そんな中で、ひたすらに己の信念を貫き、親友を死の淵から救おうと孤軍奮闘する主人公の姿が、とても哀愁たっぷりに描かれていきます。
ただやはり、その世界観故に、どうしても荒唐無稽というか、ちょっと感情移入しづらい印象を受けます。ラストのシーンなんかはその最たるもので、人によっては訳が分からなくて、全く面白くないと感じる人もいるかと思います。
話もかなり難しいので、人間の命についてじっくりと考えたい人に、オススメの作品です。最後は「そこに繋がりますか!」という感じでもありますので、そこにも是非ご注目を(笑)。
驚いた
僕の好きな原作から色々改変されてて。
確かに、あの内容を二時間でやろうとすると難しい。
だったら前後編に分けてほしい、とか思うけど、予算の問題などもあるのでしょう。
原作見なかった人なら、良かったとか面白かったとか思うのですかね。
映像が良かっただけに、原作ファンとしては、ちょっと残念でした。
伊藤計劃への追悼のための原作改編
アフガンでの一連のシーンやその音楽、解析機関のアニメーションは他の皆さんも書いているようにハイクオリティであります。
しかしながら、伊藤計劃の作品に胸をうたれ、彼の死を今でも忘れられないわたしは、この作品を良いとは思えませんでした。
あまりにも原作そのものへの信頼に欠けており、結果として感動できないストーリーとなっているからです。
本作は、原作のシナリオから大きく変更がなされています。円城が引き継いだ原作のラスト、「ありがとう」という非常に感傷的な(唐突さすらある、だからこそ計劃ファンにとって重要な)メッセージを元に全体が大きく歪められ、登場人物の存在、作品全体のメッセージも、映画独自のものへと改変されてしまったように思えます。
おそらく、追悼としての「ありがとう」であり、尺におさめるための努力であり、伊藤計劃や円城塔を未読の若い方々へのアピールであろうと思いますが、ただそのためだけに原作をここまで蹂躙してよいのでしょうか。
そして、伊藤計劃が自らの手で執筆したプロローグ部分を映像にしない理由になるのでしょうか。
彼への追悼とするのならば、原作テーマを過剰に変更することなく、彼が言いたいことをそのまま映画にするべきだと感じます。それだけで、充分面白い映画になります。そうでなければ、そもそも映画にする必要はないでしょう。
そして、改変後のストーリー自体ですが、テーマの一部をあろうことか別作品である"ハーモニー"から引用しており、屍者への未練を描くストーリーとはそぐわず、後半の混乱の一因となっています。特にラストは整理されておらず、あの流れであればワトソンかフライデーは魂を亡くすべきでしたが、潔さ/道理のないハッピーエンドで締めくくられます。あれだけ感情を込めた演技を劇中ずっと浴びていたのに、泣くこともほっとすることもない妙な幕切れでした。
でも、この映画で、若いキャラクターに魅力を感じた方々が伊藤計劃の作品を読むのならと思って我慢すべきでしょうか。
原作をお読みになっている方、山岳地帯のシーンの美しさは間違いありませんので、そちらをお楽しみください。
最後に、このようなテーマの改変という自己愛を織り込むのであれば、最初からオリジナルでやってください。こんな自己満足の感情を詰め込まなくとも、伊藤計劃のことは二本のあの素晴らしい長編さえあれば誰も忘れません。
豪華なゾンビSF二次創作BL風味
物語的にも映像表現的にも高密度、ハイクオリティな映画だった。冒頭から原作にないエピソードが導入されていて、ぐっと感情移入しやすくなっている。この主人公ワトソンと相棒フライデーのBL的な新設定こそがアニメ版のキモだと思う。おかげで、SF的な背景が理解できなくても、エモーショナルなダークファンタジーとして、あるいは冒険活劇として十分に楽しむことができる。なにしろこの作品のSF的な設定や顛末を理解するのは難しい。というか、原作を読まずに観ていたら、たぶんぼくの頭では理解できなかったと思うし、読んでいてさえ追いきれないところもあった。SF面の仕込み具合やキャラクターの二次創作的な味わいについてはBDを買ってじっくり…あれ?もしかして制作者の思う壺?
理屈抜きの冒険活劇
普通のアクションアニメでした.
Project Itoh第一弾ということで昨年から期待していた作品ですが,予想以上に普通のアニメに仕上げてきたと思いました.
原作は未読でしたが,何となく言わんとしていることは分かりますし,視聴者を置いてけぼりにしないような配慮はされていると思います.
この作品のみ円城塔氏と伊藤計劃氏の合作が原作であり,円城塔氏といえば『スペース☆ダンディ』で難解な脚本を書いていたことが記憶に新しいです.同作品でも,難解でありながら繰り返しみるとスルメのような味わい深さがあり,円城氏の魅力がありました.
一方で,本作はそのような難解さは極力排除しており,分かりやすい人間関係と派手なアクションシーンを前面に押し出してきていました.そういう意味で期待外れではありましたが,十分な品質のアニメには仕上がっているのではないでしょうか.
良い点としては,美術デザインです.19世紀らしい小道具をSF的にアレンジしているのは見事です.屍者の首筋につなぐプラグは『攻殻機動隊』や『マトリックス』へのオマージュを感じさせながらも当時ありそうな痛々しさも残しており,しっかりと作り込まれていると思いました.パイプオルガンを使用した音楽など雰囲気作りもバッチリだったのではないでしょうか.
閉口した点としては,唯一の女性キャラクター「ハダリー」でしょうか.いかにもなプロポーションと服装で,何か理由があるのかと思えば,特に何もなかったのでただの目の保養狙いだったのかと感じました.説明不足はここだけではないのですけど,主要キャラクターで絵面的に浮いていたのを放置するのはどうなのかなと思いました.
あとは,時代設定でしょうか.前半の19世紀のロンドンや古来の戦争シーンからスチームパンクへのワクワク感を高めておいて,クライマックスの超技術連続は逆に興ざめを誘う要因になると思いました.主人公ワトソンの結末を考えると妥当ではある設定ですが,その肉付けを現代的におこないすぎている印象を受けます.
総評すると原作者から予想したものとは違うけれども,一見さんでも楽しめるように仕上げた作品となります.全体的にマイルドにしている分,中毒性のようなものはなく,誰でも楽しめる普通の作品に仕上がっていると思います.
少なくとも,原作を読んでみようという気分にはなると思います.
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